By Kenji Mizoguchi - Own work, Public Domain, Link
前後編計4時間の超大作
情報局國民映画参加作品
風格漂うモノクロ映像 一分の隙も無い衣装 重厚感のあるセット
立体感がよく感じられる溝口健二監督らしい遠近、奥行きを活かした構図
時代劇らしく、所作が固く異常に礼儀正しい 特に赤穂浪士ともなれば完全なる滅私奉公ロボット
面子や忠義のためなら平然と死ね、というのは戦時下🪖の体制側に都合が良かったか
そういう緊張感の中、沈着な大石内蔵助(河原崎長十郎)のゆったりとためた口調には「まあ切腹してもいいかな😐」と軽く思わせるあぶない催眠効果がある
たまに鳴る音楽だけが「䕶れ 興亜の 兵の家」というわりには思い切り西洋クラシック音楽で浮いていた、気がした
⭐8/10
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