2011

映画

蛍火の杜へ

ゴッド・ブレス・アメリカ God Bless America

尖ってるファンタジー

ひそかに抱いていた欲望が映画上で実現される快感

唯一の救い的存在の
女の子のセリフが、オタク的知識ありすぎでいかにも脚本

どうしても言わずにいられない、我慢できないというやるかたなき憤懣
を一気に弾けさせて大逆転、ではなく、モヤモヤした、半ばあきらめの境地の進行
にタイトルの皮肉、21世紀のアメリカを感じてしみじみとした

そしてアメリカといえば銃、これのチョイスもナイスなウイット

⭐8/10

エンジェル ウォーズ Sucker Punch

何なんだこの邦題は? といっても原題の Sucker Punch をそのままカタカナにすると
「蹴球で殴る」としか思えないか

映像99:ドラマ1

CGのクオリティはものすごい、絵空事で割り切っているので
スパイダーマンやバットマン系よりもド派手で楽しかった

かわいいはずの「エンジェル」たちは、アブリル・ラヴィーンのような
濃すぎるアイメイクで個性がない

⭐5/10

「不思議の国のアリス」の影響

ドライヴ Drive

運転 ドライ「ヴ」なのが渋い

寡黙な一匹狼の男、これは傑作ハードボイルドの予感…と思ったが、
あまりにストイック、低体温過ぎで妙だった。

クリスティーナ・ヘンドリックスの爆乳、爆尻でテンションを上げようにも、ほとんど映らず、
ほのぼのとした青春ポップがサントラでかかったりする割には、暴力描写がえぐい

6/10

監督のニコラス・ウィンディング・レフンは自動車免許を持っていない
実技試験に8回落ちた

ホーボー・ウィズ・ショットガン Hobo with a Shotgun

リアリティゼロの絵に描いたようなB級作
キャラもストーリーもすべて過去のパターン踏襲
なんの感慨もなし

18禁だけに残酷描写だけは笑えるほど激しい

加工し過ぎな色彩

ハウアーさんは真面目に演じておられた

5/10

Shock and Awe: The Story of Electricity

BBC の電気ドキュメンタリー
教科書的な事柄から、エジソン対テスラ、超電導などまんべんなくカバー

ホスト役の先生の英語が聞き取りやすくていい

ここ1世紀くらいの技術関連の発展はすごすぎて、
便利過ぎで話がうますぎる気がして、少し心配になってくる
電力磁力なしの生活はもはや考えたくもない

8/10

蛍火の杜へ

少女と、人に触れると消えてしまうという不思議な少年の触れ合い

日本情緒豊かな雰囲気だが、アニメは今風のツルテカ画質 

主人公ふたりで表された気持ちは時を超えた普遍的なものと思われ共感できるが、もうひとひねり欲しい感じであっさり終わった

6/10

音楽

XXX


これも無料ダウンロードだが質が高い

本人が30歳だからX(10)三つでトリプルエックスだという なるほどなぁ

もはやアルバム、シングルという区切りに意味があるのか、そもそもヒップホップのように
繰り返し多用のジャンルでは一曲という単位の意味もわからない

ドラッグやアルコールでヘロヘロに不健康なはずなのに、活舌よく声にも張りがあって元気でうらやましい

なかなか知的な歌詞の Pac Blood 、せつない Party All The Time が特に気に入った

Exmilitary

この曲(Guillotine (It goes Yah))の歌詞(It goes, it goes, it goes...)
がギコギコギコに空耳してノコギリっぽくてギロチンに近いかなと思ったりした

Take Care

クールなお経 のようにブツブツ言いっぱなしだが
やはり声に張りがあって活舌も良くてうらやましい

リアーナのボーカルが相変わらず艶めく Take Care
キャッチーなサビの Make Me Proud
ドラムに荘厳なコーラスという斬新な組み合わせの Lord Knows
…あたりが特に気に入った

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