ウォッチメン Watchmen
大作、力作だけどつまらない…登場するキャラにも、コスプレで演じる役者たちにも
魅力が感じられない
ノスタルジックで渋い画質はよかったけど、話が重たくいくら待っても転がらない
たまにあるアクションシーンも既視感だらけ、なぜかカンフー
無駄に多用されるクラシック・ロック
教科書通りでなんの面白みもないサントラ
映画3本分くらいの内容を強引に1本に詰め込んだような壮大な
もうひとつの歴史と言いつつ、実際の歴史の引用が多い
5/10
ダン・ドライバーグ「俺たちに何が起きた? アメリカン・ドリームはどうなったんだ?」
エドワード・ブレイク「アメリカン・ドリームはどうなった? 夢は叶ったぞ!これがそうだ」
イングロリアス・バスターズ Inglourious Basterds
INGLOURIOUS BASTERDS part1 - FC2 VideoINGLOURIOUS BASTERDS part2 - FC2 Video
長い 濃い
意見を異にする勢力から攻撃されないのか?と心配になるくらい方針がはっきりしている
ユダヤ対ナチ 「ジャンゴ…」では白人対黒人だった なにが彼、タラちゃんをここまで駆り立てるのか?
密度は相変らずものすごく高く、緊張感もかなりのものだった
6/10
エンター・ザ・ボイド Enter the Void
いきなり爆音、ギラギラの映像で驚いたが、本編はかなりゆったりしたテンポで、悲しげなムード
浮遊霊の主観らしいふわふわと漂うトリッピーな映像が気持ちいい
夜のビル街をのんびり飛行する場面はスパイダーマンよりも爽快、かも
18禁のエロいシーンは照明が卑猥でロマンポルノみたい
生と死、転生などの根源的なテーマは、ちょっと青臭過ぎる気が
7/10
セリフの大部分は役者たちのアドリブ
第9地区 District 9
CNN,テレビドキュメンタリー風のつくり 落ち着かない映像が延々 当然やらせだが、なんだかイライラしてくる「世界が震撼!」「大衆大騒ぎ」みたいな強引な臨場感
識者がしたり顔でコメントし視点を固定 価値観押しつけ
映画だから丸ごとヤラセなんだけど…
よく言うとデニーロ+ベッカムみたいな主人公が高い声でキーキー、オタオタしている
後半、実写版アップルシードというか、小型モビルスーツというかシブいメカが登場
続編「第10地区」が予定されているらしい
6/10
Black Dynamite
特濃ブラック特大アフロブラザーカンフーノスタルジーの世界
音楽での「ヒット曲をサンプリングしたヒット曲をサンプリングし・・・」みたいな過去のパロディ、幾重ものインスパイア
わざとらしい演技も、枯れた色彩も、雑な編集も、ありがちな展開の脚本も、チープなアクションも皆あえてやっている「なんちゃって」な大規模コント
昔ケーブルテレビで見た「マッドTV」という番組でこれとそっくりのコントがあって、そっちの方がおもしろかった
6/10
スペル Drag Me to Hell
監督、脚本:サム・ライミ
くだらなすぎてスリルなし
わずかなギャグはちょっと面白いが、
ホラーとしては驚かせ方が低レベルで悪趣味
主役のキューティーブロンドは頑張ってるが、
他に魅力のある人物がおらずまったく締まらない
6/10
コララインとボタンの魔女 Coraline
原作:ニール・ゲイマンビジュアルがすご過ぎる オープニングからひたすら視覚の歓びだ
ストーリーはほぼどうでもいい、と思えるほど映像のとりこになった
「マトリックス」の時と同じ思いだ
音楽、音もいい!
全体的にこじんまりしているが、コラちゃんがヒロイックでなく、現実的、自然体で好感
日常の中の非日常
「不思議の国のアリス」の影響
CGかと思ったら全編ストップモーションらしい ものすごい手間だったんだろう
原作の本も読んでみたくなった
⭐8/10
カールじいさんの空飛ぶ家 Up
なんだこの邦題は?と思ったが「上がる」だとそっけなさすぎるかたくさんの風船で飛ぶというのは、原理的には気球と同じで実際に可能っぽい・・・がわからない
もろ白人の、カーネル・サンダースみたいなカールじいさん (WASP?)と、もろアジア系の少年の初めて見る組み合わせが面白かった
動物たちがほんとにいい味を出している
この手のアニメは感動押し付けでクサくなりがちだが、これは程よい具合だった
音楽がとてもいい
覚えやすいメロディーがあるわけでもないのになぜか感動
10/10
ファンタスティック Mr.FOX Fantastic Mr. Fox
これもビジュアルがすごく、味がある、しかもCGはほとんど使われていないもう何でもできるんだなあ
突然かかるストーンズ
ジョージ・クルーニーとメリル・ストリープがキツネ夫婦の声・・・うまかった
ビル・マーレイ、ウィレム・デフォーもよかった
家族愛 父と子 仲間意識 ユーモアに包まれて、まことにファンタスティックだった
緑、青なしの秋らしさ(黄色、オレンジ、茶色)が基本の色彩
ニコン D-3を使用
原作の邦題は「父さんギツネバンザイ」「すばらしき父さん狐」
10/10
月に囚われた男 Moon
50年近く前の「2001年宇宙の旅」と雰囲気が変わらない目的が違うし、こちらの方がリラックスした感じだが基本は同じだ
同時一人二役
記憶や自我などたいしたもんじゃない
状況次第でコロコロ変わる単なる現象さ、 ということか?
クローンなど、この手のSF系は、最先端科学と古典的なお涙頂戴を都合よく使い分けられるから、あまり真剣に見ても意味がない、気がする
ある場面では「これ知ってるかな?わかるかな?」的なノンフィクションで、別の場面では「映画だから…」とフィクションに自由に逃げられる
6/10
監督はデヴィッド・ボウイの息子
瞳の奥の秘密 El secreto de sus ojos
よかった大人の純文学
最終的なオチがいまいちリアリティに欠けるかなとも思えたが、
じっくりとしたペースで、哀愁がありながらも乾いた渋さがあり、
浸ることができた
アルゼンチンの中村雅俊、リカルド・ダリン
スペイン語直訳のいい邦題
リメイクされた
9/10
リカルド:「過去にこだわり続けていたら未来がなくなるぞ」
2081
カート・ヴォネガット原作による短編音と映像は美しいが、特にこれといった感想もない感じ
さわやかなアントニオ・バンデラスみたいな俳優
「フライング・ハイ」のヒロインだった女優
が出ていた
5/10
南京!南京!
21世紀にあえてモノクロ 「シンドラーのリスト」のパク、いやオマージュかほとんど日本軍=ナチスという描写
だが邪悪さは予想よりおとなしめ 淡々とし過ぎ
中国らしい広々とした映像に
アジアらしく無駄に重く湿っぽい内容
謎の日本軍和太鼓連打すり足よさこい大行進
4/10
中国では「南京大屠殺」日本では「南京事件」
Redline
カラフルでスピード感があって楽しい
アメコミと日本の伝統的ロボットアニメが程よくミックス
脇役も充実で、ドラマもクサ過ぎず調度いい
車のデザインが平べったく細長くてすぐにひっくり返りそうだった
8/10
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