2006

ディパーテッド The Departed
プレステージ The Prestige

ディパーテッド The Departed

主役たちが皆イライラ、カリカリしている 内容が内容だから当然か
普段安楽な暮らしをしているはずのレオ様らハリウッド・セレブが、若干無理やりワルぶってる感

と思ったら香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだったのか、白人社会にしては異様なイラつき具合で妙だと思ったが納得

この監督(マーティン・スコセッシ)らしい、ひたすら男の世界

ケータイをパカッ!と閉じるのが連発されていた記憶 

ブロンドの女性のスーツがかっこよかった

⭐8/10

外国映画のリメイクでアカデミー作品賞の唯一の作品

元々はブラッド・ピット、トム・クルーズ主演の計画だった

プレステージ The Prestige

Prestige =絶対的美少女メーカー ではなく名声か

デヴィッド・ボウイが二コラ・テスラ  ピカチュウ状態
プリケツを活かさない普通の役のスカーレット・ヨハンソン

この監督にありがちだが、知的なんだろうけどあまり好感が持てない雰囲気
最後のオチらしきものもあまり感心せず、いやらしく感じた

⭐7/10

prestige という言葉は、illusion を意味するラテン語の praestigium から来ており、元々はtrick を意味した

300 <スリーハンドレッド> 300

拝金主義まっさかりの21世紀のアメリカからこれが?
と、にわかに信じがたいベッタベタに直球な熱血劇画男のロマン

フェミニズムの圧政に対抗するかのような男性強調英雄主義
三島由紀夫が生きていてこれを見たらヨダレを垂らして絶賛しそう

昔の名画が動き出したような、独特な滲んだような画質が渋い

⭐9/10

ステリオス「あなたのそばで死ぬのは光栄だ」
レオニダス「あなたのそばで生きれて光栄だ」

「後ろにいる者たちは「進め!」と叫び、前にいる者たちは「下がれ!」と叫んだ」

古代ギリシャでは、喪に服するとき以外にヒゲを剃るのは臆病者とみなされた

イラン人は、先祖であるペルシア人のこの映画での描写を観て激怒した

インランド・エンパイア Inland Empire

長い。3時間もある
始まってかなりの間、わけわからない感じ、 特に映像的な冴えもなく

開始後30分 やっと話が転がり始める、と思ったらまた停滞
いつまでもダラダラと思わせぶりな映像、突然の大音響、見苦しいほどのどアップ
ほんとにイヤな性格の人だ おもてなしのこころ全くなし

主演女優はデヴィッド・リンチ監督に似てると思った
顔のあざや目の下のクマはあっても、歯は真っ白ピカピカ、 この違和感は日本の時代劇にもある

結局つまらないまま終わった 思わせぶりでもったいぶって

⭐1/10

唯一の救いはサントラでかかったこの曲だけだった

スキャナー・ダークリー A Scanner Darkly

A Scanner Darkly (2006) full movie - ENG audio & subs

原作:フィリップ・K・ディック
出演:キアヌ・リーヴス、ロバート・ダウニーJr、ウィノナ・ライダー

実写をアニメ風に加工  ぱっと見は斬新だが、全編丸ごとなので見にくく鬱陶しい

人物に妙なエフェクトがかかるのも、SF的な意図はともかく、映像としては落着かないだけであまり良くない 
 
演技や全体的な完成度は良かったが、 話が、おそらく原作もだろうが、難しくてよくわからなかった
 
終わりよければすべて良し、的なしみじみとしたエンディングでそれなりに感動はできた 

⭐7/10

フィリップ・K・ディック自身のドラッグ体験に基づく

2013年の設定

トゥモロー・ワールド Children of Men

なんだこの邦題は? テーマに反してはいないが…

映像がノスタルジックに渋い しっとりとした曇り 枯れた晴れ間

陰鬱な管理社会、猥雑なスラム、難民キャンプ、軍による弾圧…など、この手のSFではおなじみなディストピアの風景

最後の市街戦がリアルで迫力がある 
カメラのレンズに血が付いたりしている
その他も、銃や車などのアクション・シーンが良かった

⭐8/10

マイケル・ケインがジョン・レノン風

マーラー:亡き子をしのぶ歌

聖書からの引用(厩舎の妊婦、処女受胎、足を洗う・・・)

戦場からの脱出 Rescue Dawn

監督、脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク

ベトナムもの 邦題通りの行動、典型類型で目新しい点全くなし

内容と裏腹に緑に陽光🌞豊かなヴェトナム(という設定の撮影地)の自然いっぱいの風景が気持ちいい 

脱出までの不自由な捕虜状態が長く ヒソヒソ声で行動も限られ地味

女っ気がほぼない

⭐5/10

実話が元だがかなり脚色されている

26世紀青年<未> Idiocracy

26世紀は遠すぎる…

15分くらいのコントで済みそうな内容
恋愛や感動要素をなんとか詰め込むが空回り

バカな社会のデザイン、設定が作品そのもののショボいビジュアルとなり
笑えない寂しい状況

6/10

「最高の知性と資源はハゲ治療と勃起持続のためだけに利用された」

パンズ・ラビリンス El laberinto del fauno

  全体的な風格、重厚感はすごいが、
ドラマが重すぎてファンタジーでお茶を濁せないというか、
戦争の悲劇ならそれだけで一本の作品にした方がいいような気がした

少女の幻想世界にしても、特にパンの迷宮である必要性が特に感じられず

7/10

パプリカ

原作(筒井康隆)は未読だが、
内容はいかにも文学(夢、意識が云々)
盛り上がるかと思うとすぐ鎮まる、全体的に重めの雰囲気

場所も時代も飛び越えて色々な場面が出てくるが
もちろん絵なのであまり有難味はない
アニメ自体は美しかった

7/10

ブレイブ ストーリー

Brave Story BD 720p : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

原作:宮部みゆき

恐怖感さえ覚えるほど薄っぺらい説教臭さ、底の浅さ

潔く異世界で始まり終わったほうがまだよかった

映像や音はそれなりのクオリティだけに余計たちが悪い

こんなのを平然と展開してしまうことが勇敢な話なんだろうか?

2/10

劇場版 どうぶつの森

任天堂らしいひたすら丸っこくカワイイ世界

Dr.スランプのペンギン村のような温かくほのぼのした場所 ゆかいな仲間たち

予想通り棘や毒もなくとことん清く明るい話

1時間半の作としては、もう少しひねりや特色が欲しかったような 

子供の目から見ても多少退屈じゃなかろうか

エンディングの大貫妙子さんの歌が、美声なんだけど日本語のイントネーションに合ってないロボットみたいな発声で気になった

7/10

ブラック・ラグーン Black Lagoon

黒い珊瑚礁

1 久しぶりにアニメを見てみる。

楽しい。やっぱり日本語、しかもプロの声優たちの話すセリフはしっくりくる。

2 アクションも盛り上がってきたが、登場人物も徐々にキャラが立ち始めている

3 ハードボイルドは、小説や映画ではもう主流にはならなそうだが、映画やアニメでは健在か

4 セリフの充実ぶりにはほんとに感心させられる まるで台本を読んでいるかのようだ

地名や、知らない固有名詞が出るたびに検索してしまう

やたらとおもしろくなってきた

5 セリフが、やっぱりセリフが知的すぎる。 文学的、哲学的、さらに映画のタイトル引用・・・これが若き女海賊か?

6 今回が今までで一番派手な銃撃戦だ

7 会話が相変らずニクいほどにウィットに富んでいる。 あまりにテンプレそのままという気もするが 今回のようにウェットなのは今後はありませんように・・・

「チャールズ・ホイットマンを雇った覚えはねえ」・・知らない名前だ

レヴィは結局、作者が女に偽装させた男だ、と思う。ロックとのからみも、ゲイ呼ばわりをうまく避けた古典的な男の友情だ、と思う

8 あまりにも文学調のセリフが続くので、見るのがつらくなってきた。しかもカタログの羅列のようなもので新鮮味がない
次回に期待は持てそうだが

9 カトラス cutlass また初めて聞く言葉が。
相変らずクサいセリフばかり しかも話を進める牽引力には全くなっていない おまけに音楽もベッタベタにクサい

車が走るシーンは異様にカッコイイ

10 一対一の勝負 西部劇と時代劇を足して2で割ったよう

スポ根並みのクッサイ話になってきた

11 いつものごとくセリフがキザで大風呂敷だが、どうにも感心しない。話の伏線や歯車にはまったくなっていないような

12 無駄話ばかりの埋め草的なセリフ
ツギハギだらけでアクションシーン以外はいまいちだった

5/10

レヴィ=ララ・クロフト(トゥームレイダー)

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