アイズ ワイド シャット Eyes Wide Shut
逮捕しちゃうぞ the MOVIE
マトリックス The Matrix
この作品ほど予告編の段階で胸がときめいた事はかつてなかったしそれ以降もない、空前絶後のインパクトだった
世界観(近未来、謎の組織、黒服、サングラス・・・サイバーパンクのカタログ集大成)や
ストーリー(最後に愛が勝つ、逆眠りの森の美女なクライマックス)は
「なるほどなぁ・・・」くらいの感想だったが、所々に挿入される「いかにもマトリックス」な
映像美には胸躍らされた
そんなマトリックスな映像と、そうじゃない繋ぎの普通の場面とのギャップがすごかった
黒いスーツでクールすぎるキアヌ・リーヴスが「のれん」をかきわけて・・・
⭐7/10
アイズ ワイド シャット Eyes Wide Shut
監督、製作、脚本:スタンリー・キューブリック巨匠の豪華な雰囲気ものソフトコアポルノ
美青年トム・クルーズが巻き込まれるミステリーパートだけで
十分だった、気がする
ニコール・キッドマンとの家族パートは、
顔デカイケメンずんぐりマッチョとヒョロ長ブロンドの凸凹コンビで
少し笑えて来る
全体的な高級感、安定感はさすがだ
⭐8/10
ストレイト・ストーリー The Straight Story
監督:デヴィッド・リンチこれがあのデヴィッド・リンチの作品?と驚かされる
タイトル通りのストレートにいい話だった
7/10
マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich
脚本:チャーリー・カウフマンこの頃から脚本、アイデアが飽和、ネタ切れ状態になってきた
設定に乗れるか乗れないかですべてが決まる、気がする
平和活動期のジョン・レノンの様な長髪、メガネのジョン・キューザック
スッピンぽいキャメロン・ディアズ
名優ジョン・マルコヴィッチがこんな使われ方しかないのか…
7/10
ブレア・ウィッチ・プロジェクト The Blair Witch Project
イヤな映画 渾身のやらせ ステマウイットの効いていないエイプリルフール
飛行機で飛行中に「墜落しないよね」としつこく言われるような不快感
「シックス・センス」と同様の後味の悪さ
荒れた映像にグランジ風のファッションでいかにも90年代
2/10
シックス・センス The Sixth Sense
なんだこの中途半端に訳した邦題は?
だが「シックスス・センス」とすると誤植と思われるか…
視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚 そして・・・
まったく好感が持てない大どんでん返し
辻褄を合わすのに必死 強引過ぎて笑える所も
「ね、ビックリしたでしょ?予想外でしょ?斬新でしょ?」 と監督がニヤニヤしてそうでイヤだ
日本の純文学のような無駄な重さ
UFO、UMA、幽霊・・・など、世界がデジタル化してからこの手の話はあまり聞かなくなった気がする
1/10
インサイダー The Insider
The Insider 1999 720p AAC x264 - YouTube
監督、製作、脚本:マイケル・マン
主演:アル・パチーノ、ラッセル・クロウ
実話が元らしい告発もの
タバコは悪と定まった後だからこそ遠慮なく出来た作風
テレビ、新聞の時代
この監督らしい淡々としてペースゆったりじっくりドラマ
だが、悪徳大企業VS個人、男の世界、家族、仕事など
わりとありがちテンプレ予想通りの展開であまりスリルはなかった
7/10
事実では、犯罪予告はワイガンドの捏造だったとFBIは断定した
処刑人 The Boondock Saints
処刑人(の一人):ノーマン・リーダス内容は暴力的だが映画としては古典的で丁寧な作り
女っ気が全くと言っていいほどない
本音と建て前 必要悪 馬鹿と鋏は使いよう
気に入って、この監督(トロイ・ダフィー)の作品をもっと見たいと思ったが、これとこれの続編だけしかなかった…
8/10
創世記 9:6人の血を流すものは、人に血を流される、
神が自分のかたちに人を造られたゆえに。
コロンバイン高校銃乱射事件が起きたため、多くの配給会社に拒否され、上映が大幅に遅れた
グリーンマイル The Green Mile
原作:スティーヴン・キング長い 濃い
主人公の持病が実につらい
1/10
当時の看守は実際は制服を着ていなかった
スティーヴン・キングは、この映画が自分の原作に最も忠実だと語った
マグノリア Magnolia
長い 重い くどい パラノイア凝りすぎというか、
人事を尽くして天命は・・・待てども来ない、というか
この気持ちは「シックス・センス」を見たときにも感じた
・・ただ、ラストのインパクトはすごかった
「チンチンを敬え!」「男は・・・クソだ!」とマジな顔して力説する
トム・クルーズ(カリスマ自己啓発セミナー指導者)が素敵だった
5/10
ビルから落下中に銃殺される男の話は、因果関係を説明する仮想例として刑法のクラスで長年使われている。
出エジプト記8:2が100回以上言及されている
ゴースト・ドッグ Ghost Dog: The Way of the Samurai
監督、脚本:ジム・ジャームッシュ
ブラック・ブラザー・ローンウルフ・サムライ
葉隠の引用、羅生門、フランス語を話す黒人など設定のユニークさだけで力尽きた感
雰囲気を楽しむにしても、現代アメリカにブシドーは水と油でまったくしっくり来ず
4/10
バトル・オブ・シリコンバレー Pirates of Silicon Valley
ビル・ゲイツ役はまあまあ似てる
スティーヴ・ジョブズ役の人がかなり入魂の演技でそっくり 暴君ぶりがリアル
二人がこんなに近い位置にいて触れ合っていたとは知らなかった
打倒IBMに燃えるふたり
コンピュータ製作という地味な作業も20世紀のカリフォルニアのガレージでやれば陽気で明るい
アメリカン・ドリームの世界
7/10
ジョブズ「良いアーティストはコピーし、偉大なアーティストはパクる」
ジョブズ(NECのPCを見て)「俺たちのパクリじゃないか!」
トイ・ストーリー2 Toy Story 2
この2作目のほうがストーリーが起伏に富んでいて一作目より面白かった
10/10
アイアン・ジャイアント The Iron Giant
アメリカの「鉄人28号」か?1957年が舞台 スプートニク
ノスタルジー風味 動く絵本のような温かい雰囲気 少年の夢
のんびりムードがクライマックスで一転 ロボットだけいきなり100年進化したようなクールさを発揮 いい意味で浮いている
7/10
オール・アバウト・マイ・マザー Todo sobre mi madre
日本の文学賞などの受賞作が原作だといってもありえそうな悲しげな人間ドラマだがやはりヨーロッパ映画だけあって、どことなく「色」が一味違う
特に豪華ではない普通の家具や、調度品が集まって醸し出す色彩がカラフルで
感心して見とれてしまった
6/10
言及されていたトルーマン・カポーティ、フェデリコ・ガルシーア・ロルカ、テネシー・ウィリアムズは、ゲイの作家
あの子を探して 一個都不能少
けなげにがんばる一人の少女、という星の数ほどある設定様々な困難を経て、最後にはハッピーエンドというのも同じく
しかし・・・素朴すぎる
いくら映画制作で後進の中国だとしても1999年にこれは、あまりに素朴すぎる
ハリウッド製作がメインの世界の映画市場、というので考えると、
F1に牛車で参戦するような、ツール・ド・フランスにママチャリで
参加するような、そんな向こう見ずな根性を感じた
基本的には美談で、風景も美しく、好感が持てるが
エンディングに至るまでに主演の女の子(スタイルは良いが、将来厚化粧しそうな顔)が
経験するイベント(苦労、困難)が少なすぎる気がした
4/10
鉄道員
汽車がこんなに大量の煙を吐くとは知らなかったこんもりとした密度の濃そうな煙があたりに立ち込める
大気汚染が凄そうでこれは廃止もやむなしか
人々も雪景色もまったりとして癒される
この役は健さんしか考えられないほどはまっている
公開当時は派手に宣伝されていたが、内容は地味で堅実だった
眼をそらしたくなるほど照れくさいシーン(特に広末涼子)もある素直な昭和的感動作
10/10
御法度
大島渚 病気から復帰後の唯一で最後の作松田龍平 北野武 浅野忠信
豪華な学ゲイ会
「和」の魅力、オリエンタリズムに寄りかかり過ぎて転んだ感じ
海外でも、もう見抜かれていただろう
衣装(ワダエミ)などの映像は美しいが、話に推進力がなく、本人達のこだわりもこの作では単に視野が狭いだけのようだった
男色は、昔の日本ではそれほど「御法度」ではなかったらしいけど
8/10
雨あがる
原作:山本周五郎
脚本:黒澤明
後味のいい爽やかな作品
視界一杯に広がる山々や、緑の中の曲がりくねった一本道など、実に絵になる風景に
寺尾聡と宮崎美子演じる夫婦(浪人とその妻)が、実にぴったりとはまっていた
まったりとした場面が大半なので、
たまに入る殺陣の場面の緊張感が程よいスパイスになっていた
三船史郎(えらそうな殿様)と吉岡秀隆(側近)の演技は下手すぎて、大根すぎて
ほとんど冗談かと思った
ただ、小細工なしで
全編下手のまま貫かれているので、潔く感じられて
逆に好感を持った
同じ思いは黒澤監督の「隠し砦の三悪人」の上原美佐(雪姫)
にも感じた
10/10
カリスマ
地味で何となく気まずい、いかにも邦画
エコロジー意識ちょっと哲学ファンタジー風自分探しアドベンチャー
自然豊かで音楽もほぼなく登場人物も少ない静かな映像で癒される
ドラマも、たまに唖然とさせられるところもあるが、ほとんどしんみりと穏やかでペース一定
いつもの役所広司
6/10
人狼 JIN-ROH
押井守みたいな人物に限って、まったく似合わない「政府上層部」「特殊部隊」「最高機密」など、
この種のあれを好む、ような気がする
1/10
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE
目新しさなどは皆無だが、脚本、声、絵、音楽などすべて良く出来た職人芸でハリウッド大作並みに盛り上がる明るく爽やかな安定のこち亀
⭐7/10
逮捕しちゃうぞ the MOVIE
タイトルから想像したよりシリアス しちゃうぞというより逮捕します!という感じ
パトレイバー的な組織重視な展開 主役の女子コンビが物語をグイグイ引っ張るわけでもなくとっちらかり気味
東京が舞台だが、街のざわめき的な描写がほぼなく緊迫感がない 橋をどうのこうのするのは既視感
美しい絵柄で音楽もいいが、盛り上がると思うとすぐ冷める散発アクションの肝心なところで静止画だったりする謎演出
敵の組織もラスボスもパッとせず一件落着感もあまりなかった
5/10
彼女と彼女の猫 Their standing points
監督、脚本、声:新海誠
動く部分が少ないモノクロアニメ
内容は拷問のように気恥ずかしい文学
5分で終わりでよかった
2/10
Ravel ラベル / ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲 Ravel: The Piano Concertos; Valses nobles et sentimentales
Krystian Zimerman plays Ravel Concerto in G major (1/3) - YouTubeKrystian Zimerman plays Ravel Concerto in G major (2/3) - YouTube
Krystian Zimerman plays Ravel Concerto in G major (3/3) - YouTube
打ち込みのように完璧な演奏
ブーレーズは潔癖過ぎて、曲の悪い部分までも
演出抜きで馬鹿正直に再現してしまったりするが、ラヴェルの場合は
それで良かったりするらしい
「ピアノ協奏曲」の第2楽章は本当に美しいが、おいしいところ以外は
ボリュームをかなり上げても左手のパートがほとんど聞こえなかったりする
いや、これが演出か…
「左手のための~」は、実は両手を使ってたりして…音だけじゃバレないし…
ピアノの人は表記によってツィマーマンだったりツィメルマンだったり
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