1992

レザボア・ドッグス Reservoir Dogs
ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 辣手神探

レザボア・ドッグス Reservoir Dogs

監督、脚本:クエンティン・タランティーノ

車、タバコ、女👩、サングラス🕶、黒スーツ…絶滅した男の世界、ワルの魅力

この監督らしい交錯する時間、大量のセリフ、ケレン、いかにも作り物、むき出しの個性
…なのだが引き込まれる魅力

⭐7/10

許されざる者 Unforgiven

荒野の用心棒、夕陽のガンマン、ペイルライダー、そしてこれ
おいしいところ総取りのイーストウッドさん

「許してちょんまげ」というギャグが昔あった

ケン・ワタナベ主演の邦画でリメイクされた

⭐5/10

クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、リチャード・ハリスは1930年生まれの同い年

ア・フュー・グッドメン A Few Good Men

トム・クルーズ(軍の新人弁護士)
デミ・ムーア(彼のライバル)
ジャック・ニコルソン(影の大物)←軍服が似合わない

オープニングの海兵隊のドリル演技だけがよかった

⭐1/10

タイトルはアメリカ海兵隊の募集キャンペーンでの "We're looking for a few good men." から来ている

エル・マリアッチ El mariachi

星の数ほどありそうな、巻き込まれ人違いアクション

カット割りが細かく、テンポが良くて軽快だったけど、
男も女もいかにもなテンプレのキャラばかり

生ギター🎸と歌、乾いた日差しのメキシコの街並みが良かった

⭐6/10

キャプテン・スーパーマーケット Army of Darknes

何だこの邦題は? 的外れではないが・・・ 
「死霊のはらわた」 シリーズ 第3作

シリアス7:ギャグ3な具合の本格的中世冒険活劇
デジタル以前の人力、人海戦術で熱気があり、のびのびしたムードがいい

ジム・キャリーをスリムに野性的にした感じの主人公
昔のアメコミのヒーローのようなギャグ一歩手前の濃い顔

とってつけたようなラブ要素

⭐8/10

地球の静止する日に出てきた klaatu, barada, nikto という言葉

ブレインデッド Braindead

監督、脚本:ピーター・ジャクソン

コメディパートは昔の月曜ドラマランドのように明るく軽い

ホラー部はかなりの力作
作り手が楽しんでいることがうかがえる手作りグロ
グチョグチョドロドロに手を変え品を変えて楽しませてくれるスプラッター
特にクライマックスはデジタルでは出せないアナログならではの熱さで盛り上がる

⭐8/10

Chekist

ロシアのディストピアもの 

暗いのは当然だが、同じエグい描写(銃殺、死体運搬)の繰り返しで
話がまったく転がらない
作り手の頭がすでにディストピアで枯れてしまっているらしい

⭐4/10 

ありふれた事件 C'est arrivé près de chez vous

珍しいベルギー製 やらせドキュメンタリーバイオレンス

胸糞悪いだけで、その胸糞悪さも薄味でインパクトもない

主演の人が冷酷なゲシュタポみたいで、ワルだけどカッコいいという魅力もなく、ただ行動に呆れるのみ

あえてモノクロにしてなんとか雰囲気だけは保ってるが、60年代ゴダールの劣化コピーにしか見えず

⭐4/10

チョムスキーとメディア マニュファクチャリング・コンセント Manufacturing Consent: Noam Chomsky and the Media

モニターはソニーの時代

チョムスキー先生は基本的にいい人そうで
心強い

内容は「ああ言えばこう言う」でいつまでも続けられそう

イギリスのEU離脱やアメリカのドナルド・トランプ当選などを見ると、
大手メディアの洗脳、神通力もかなり弱まっているらしいが
日本はどうだろうか?

⭐7/10

ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 辣手神探

監督:ジョン・ウー

香港映画界の大谷翔平、チョウ・ユンファ

旧日本軍の特攻隊員役が似合いそうなトニー・レオン

ドラマもそれなりに面白いが、アクションシーンがやはり冴えている
火薬爆薬を惜しみなく使って撃ちまくり燃やしまくり殺しまくりの
力技の中で、エレベーターで別の階に移動しつつ銃撃するのが1カットだったり
する繊細さもあったりする
音声が1992年だというのにモノラルだが、パーカッシブな音楽もよかった 

⭐7/10

シコふんじゃった。

脚本、監督:周防正行

伝統的なスポ根コメディ

ドラマはベタな展開だが参加力士にちょっとひねりがある

タイトルのダジャレのためだけに相撲をテーマにした感じ

モックンはまわし姿でも普通にかっこいいのはさすが

竹中直人も持ち味を活かしたおかしさ

⭐7/10

走れメロス

原作:太宰治

「文部省選定」らしい、普通にいい話
アニメも派手さはないが堅実なつくり

中森明菜が声の出演 
周りのプロ達に比べると頼りないが、なかなか好演

音楽が小田和正らしいが、チープなシンセ・サウンドでイマイチ
テーマ曲はらしさ一杯

道中が「走れ🏃」でこれでよかったのか少し疑問

⭐7/10 

アップフェルラント物語

原作:田中芳樹

20世紀日本らしい丸ごとヨーロッパ王道アニメ 

ラピュタやカリオストロなどの影響が色濃いが趣味がよく気持ちのいい少年少女冒険譚

8/10

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