映画
ターミネーター2 Terminator 2: Judgment Dayハートブルー Point Break
ターミネーター2 Terminator 2: Judgment Day
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン音楽:ブラッド・フィーデル
アーノルド・シュワルツェネッガー(少し影が薄くなったターミネーター)
エドワード・ファーロング(未来の救世主)
リンダ・ハミルトン(強いママ)
ロバート・パトリック(T-1000)
全てにおいて、かなりグレードアップした続編
前作において、良くも悪くも頂点を極めた「強い男」の後に来た
「強い女」キャラを確立した作品のひとつ
同じジェームス・キャメロンでは「タイタニック」がそうだった。
これより前で、このジャンルだと「エイリアン」もそうだった
ちょっと別のところだと「ナウシカ」も強かった
「ナウシカ」で連想すると「となりのトトロ」のトトロと
この作品でのターミネーターは、似ている気がする
無表情で寡黙だが、ここぞという時には手を貸す
まるで日本の侍、(昔の)力士のような、男の美学
⭐8/10
JFK
この件の予備知識がほぼなかったのでついていくのがやっとなハイペースな展開に感じられた
絵や音楽が邪魔と感じられる程、セリフの密度が濃い
場面が多い
3時間を超える長編だが主張は一貫している、というか
同じ趣旨の要素を繰り返している模様
CIA、FBIなどに税金で白昼堂々陰謀を実行されたら、
「真実を追え」と言われても一般市民としてはいかんともしがたいような
この映画の主張もまた一つの陰謀かもしれないし
それどころか、歴史の教科書的なものもすべて、聖書の時代から
全てねつ造なのかもしれない、と考えると空しい…
最後の法廷の場面は、煽りにあおる音楽の効果もあって
「人が死んでんねんで」な状況なのに感動してしまった
⭐7/10
羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs
この種のサイコ系、変質的殺人鬼ものは一時期大流行した「FBI心理分析官」とかいう本も大ヒットしていて読んだ記憶
そして「エイリアン」や「風の谷のナウシカ」あたりから兆しがあった
強い女性ヒロインものの頂点のひとつ
銃を凛々しく構えるジョディ・フォスターは、やっぱりレズだった・・・
アンソニー・ホプキンス演じる、頭が良すぎる(らしい)殺人鬼のハンニバル・レクター(←それっぽい名前だ)の不気味さと
映画全体のひんやり感も良かった
⭐1/10
アンソニー・ホプキンスは初めに「羊たちの沈黙」と聞いた時、子供向けの映画だと思った
女性捜査官を募集するための宣伝効果を考えたFBIの全面協力を得た
裸のランチ Naked Lunch
マジだかギャグだかわからない雰囲気芳醇なヨーロピアンテイスト 懐古趣味 手作りグロ
緩急なく、色彩が一定でスリルなし いかにもセットなアフリカの街
原作(ウィリアム・バロウズ)は有名だが、映画としては全く過激なところがなく退屈だった
⭐3/10
カナダ、オンタリオ州トロントで撮影
ハートブルー Point Break
パトリック・スウェイジは実際スカイダイビングをした
Slacker
当時の雰囲気が真空パックゴールのないリレーのように次から次へ互いに関連のないエピソードが続き、最後までそのまま
かなりの数登場する人物たちの演技がドキュメンタリーかと思うほど自然でうまい
批評、批判的な視点は皆無で、ただまったりと徒然なるままのドラマが、
月日を経てワインのように熟成された味わい
⭐7/10
美女と野獣 Beauty and the Beast
「本当の美は内面から」という事だが、日本人の感覚からすると、この「美女」は少々ケバ過ぎやしないかと思った
読書好きな「本の虫」だとは、とても信じられない
アニメ自体も、何かウネウネとしていて、クドく感じられ
クオリティが高いのか低いのかよくわからなかった
「美男と雌の野獣」なども見てみたい
「美女か野獣」というドラマがあった
⭐3/10
野獣の名は「アダム」
元の童話では、ベルは三姉妹の末っ子で、意地悪でわがままな姉が二人いるが、「シンデレラ」に似すぎているということでこの映画には出てこない
ベルはディズニー初の茶髪プリンセス
紅夢 大紅灯篭高高掛
製作年代が近いせいか「ラストエンペラー」に雰囲気が似ている
昔の中華大邸宅貴族生活映像カタログ
しっとりと美しい風景に人間もその一部としてぴたりとはまる
一方ドラマは主人に妾が4人の、救いのない人間関係ドロドロもので、革命が起きるのも納得の胸糞悪さだが、
描写が他人事のように冷たくあっさりしているのでなんとか見ていられる
ほぼ固定のカメラ、ほぼ音楽なし、主演女優の心地よい緊張感のある演技、など全体的に重厚感が
あってよかった
縦書きスタッフロールが珍しく横に流れる
⭐7/10
牯嶺街少年殺人事件
A Brighter Summer Day 1991 - YouTube
息子
監督:山田洋次
原作:椎名誠
三國連太郎(父)
永瀬正敏(息子)
この監督らしい、素朴で純朴な人情ロマンス
和久井映見演ずるヒロインが、聾唖者という泣かせる設定
パッと見のインパクトを志向していない作品は、時が立つにつれて味わいが深まる事が多い
この作品もそうだった
何気ない風景(雪に包まれた寂れた農村、午後のデパートの屋上でのざわめき、
夕焼けの都電・・・)
が、こういう温かい作品の中ではやけに貴重なものに感じられて胸を打たれた
こういった等身大の作品も忘れてはいけないなあと思った
8/10
あの夏、いちばん静かな海。
監督、脚本:北野武
いちばん静かな映画 あの夏らしさもなく
サーフィンも恋愛も連発される寒いギャグもすべて淡々
かといって雰囲気ものでいける程のずば抜けた美しさもなくただ眠くなるだけ
上下を強調したがる人間関係描写は相変わらずだが、珍しくストレートな肉体的暴力がないのだけが救い
⭐4/10
老人Z
SciFi Channel - Saturday Anime-Broadcast Editions: Roujin Z 09/14/1996 - YouTube
Anime movie: Roujin Z [full movie, eng sub] - YouTube
SciFi Channel Saturday Anime - "Roujin Z" 06/28/1997 9:00 EST - YouTube
原作、脚本:大友克洋
キャラクター原案:江口寿史
全体的な明るさ、朗らかさがいい
短いがモノレールのアクション・シーンもいい
宮崎駿にも通じる「私がやらなきゃ」という健気に頑張る女の子
もう絶滅したキャラか
7/10
うしろの正面だあれ
10/10
人魚の森
高橋留美子原作のOVA
人魚がテーマで重く物悲しい
エンディングの歌が深津絵里
6/10
好色一代男
原作:井原西鶴
18禁OVA
動きの少ないアニメ 遠近感の近のみな立体感の薄い作風
ほんの断片的な話はつまらずテンポも遅い
主役の世之介は女遊びが数千人で男遊びまで数百人、だという
5/10音楽
ネヴァーマインド Nevermind
大ヒットした代表曲の Smells like..よりも開放的な In Bloom の方が好みだが、smells の鬱屈したしたエネルギーこそがグランジの魅力、時代性だったわけかな…
ダルそうにしながらもコンパクトにすっきりとまとまった曲
熱狂しているようでいて、打ち込みのように律儀なデイブ・グロールのドラム
タテマエではない「暗いですけどそれなりに楽しんでます」というホンネの等身大な歌詞
Nirvana - Come As You Are - YouTube
Nirvana - Lithium - YouTube
Losing My Religion
1990年代でも未だにこんな事を言っていられたとは、逆に宗教的なものを守りたかったとしか思えない
これでは移民難民を多く受け入れて白人社会をとことん壊そうという
勢力が暗躍するのも当然の成り行きか
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