1990

映画

ダンス・ウィズ・ウルブズ Dances with Wolves

ダンス・ウィズ・ウルブズ Dances with Wolves

ダンスウィズウルブス(1/2) (字幕) - FC2 Video
ダンスウィズウルブス(2/2) (字幕) - FC2 Video

なんだこの微妙に訳した邦題は?

ちょっとひねられた西部劇
いい話だけどクサイ 「俺がやらなきゃ誰がやるんだ?」的なヒロイズムが通用した最後のあたり 

バッファローの扱いに関して最後に「虐待していません」みたいなおことわりが出ていたような記憶

⭐8/10

グッドフェローズ Goodfellas

なんだこの微妙な邦題は? いい奴ら

ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、レイ・リオッタ(マフィア)

似たタイトルで近い内容の「ゴッド・ファーザー」は、イタリアから移民して来ての、
マフィアの「勃興から全盛まで」という感じだったけど、
この作品は「全盛から衰退まで」という具合だった

最後には保護観察下に置かれ、本人も「もう何のアクションもない、一般人と変わらない。」
と述懐していた。もう絶滅させられたのだろうか・・・

5/10

ロバート・デ・ニーロの衣装は常に時計と指輪がセットになっている

空港での大金強奪事件は2014年に解決し、生き残りのメンバーも逮捕された

グリーン・カード Green Card

監督・製作・脚本:ピーター・ウィアー
音楽:ハンス・ジマー

アンディ・マクダウェル、ジェラール・ドパルデュー(カップル)

いわゆる「とびっきりキュートなラブコメ」
ただし男の方はゴツイおっさんで、少し「美女と野獣」

ひょんな事で出会った男女が、恋に落ち
とりあえずいろいろあって、やがてハッピーエンド、という様式美の世界

その紆余曲折がツボになるのだろうけど
今回はタイトル通り「グリーン・カード」移民の許可を
得るためにああしてこうして・・というところが新しかった、のだろうと思う

男が作曲家という設定で、ピアノで即興演奏をするが、
そのハチャメチャさがすごかった

グリフターズ/詐欺師たち The Grifters

The Grifters full movie - YouTube

良く言うと繊細、悪く言うと地味

映像的にはほぼ何も起きない

男のダボっとしたスーツ、女の肩パッド、ぴっちりボディコン、コツコツハイヒール…など当時のファッションは懐かしい 

素直に言ってまったく面白くなく退屈だった 

⭐4/10

ワイルド・アット・ハート Wild at Heart

今まで見たデヴィッド・リンチ作品の中で一番気に入った

ブロンド、ハイヒールのローラ・ダーンが美しく、ヘビ皮ジャケット、サングラスのレイドバックしたニコラス・ケイジもかっこいい

テキサスの気だるい日差しの中でまったりしながらも着実に進むドラマ

この監督の他の作だとわざとらしく感じられた妙な、謎めいた要素が、この作では気にならず
心地よいスパイスだった

10/10

蛇革ジャケットはニコラス・ケイジ自身のもの

ニコラス・ケイジが実際に歌っている

ヌーヴェルヴァーグ Nouvelle vague

意識高い系の元祖のひとりであらせられるゴダール先生自らこのタイトルで来たか
Nouvelle vague = new wave もあっという間に過去に

セリフはすべて引用らしい
ほぼさっぱりわからないお話

美しいスイスの風景 滑らかに動くカメラ

断片的、アンビエント的にここぞというタイミングで入る
サントラが冴えている
1990年にモノラル

アラン・ドロンがわりと普通のおじさん
一人三役らしいが特に魅力は感じられず

1980年代を思い出すダボッとしたファッション

7/10

クローズ・アップ Nema-ye Nazdik

珍しいイラン映画 映画監督なりすまし男の顛末

平和そうな風景 ノスタルジックな画質 ドキュメンタリー調の淡々とした進行 

最後を除いて音楽もなく、ほとんどが顔アップの長~い証言で映画らしさ、映像の魅力は感じられず

内容そのままで小説化などの文字メディアの方が良かった気がした

6/10

少年時代

戦争末期の富山での、少年達(東京からの疎開と地元)の繰り広げるドラマ
照れくさくなるほどに純文学的な作品

いわゆる「ガキ大将」がいて、メガネをかけた冷酷な策士みたいのがいて、「デブ」もいて、
おとなしめな主人公がいる、といった基本となる伝統を忠実に守っていた

重みを増した日本版「スタンド・バイ・ミー」といった感じか

エンディングに流れる主題歌(井上陽水)は、曲は良いのだけれど、
ヘロヘロに陶酔した歌唱にうんざりした

7/10

監督、脚本、編集: 黒澤明
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ

巨匠の最晩年の作だが印象が薄い

寺尾聡の演技がクサい

⭐2/10

3-4X10月

 たけし軍団 邦画らしい気まずさ全開 興味や好感を持てる人物、行動がひとつもない 

突発的な暴力 パワハラ セクハラ 寒いギャグ

乾いた映像の風景だけが心地よく救いだった

2/10

雲のように風のように

第一回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『後宮小説』が原作らしい

佐野量子が主役の声を担当していて中々上手い
「仮面ライダー」などの小林昭二さんも声の出演、こちらもうまい

良い意味で普通の、気楽に見られるアニメ

8/10

風の名はアムネジア

A Wind Named Amnesia : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

人類がすべての記憶をなくし原始人のようになってしまった世界

登場人物が少なくこじんまりしているが、純文学的ないい話

菊地秀行原作の中では一番気に入った

7/10

音楽

Fear of a Black Planet

「権力と戦え」という歌が、権力の一部である議会図書館の資料に残るという皮肉 そもそも大手レコード会社が大権力か

Public Enemy - 911 is a Joke (1990) - YouTube

この曲のボーカルだとなぜか、若い頃のとんねるずの木梨憲武を思い出す

Public Enemy - Brothers Gonna Work It Out (Video) - YouTube

Public Enemy - Can't Do Nuttin' For Ya Man - YouTube

切り貼りが生々しく感じられる初期のサンプリング多用の荒々しいビートに乗せて
張りのある声で「攻撃は最大の防御」的にひたすらまくしたてつつも、
黒人特有のユーモアが感じられて楽しい

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