1987

遠い夜明け Cry Freedom

遠い夜明け Cry Freedom

白人「黒人は黒というより茶色」
黒人「白人は白というよりピンク」

黄色人は何だ?

南アフリカといえば、スペースXのイーロン・マスク
リナックスのウブンツ

”スティーヴ”・ビコに”ネルソン”・マンデラなど結局白人基準

⭐6/10

ヒドゥン The Hidden

まだ健康で常識的で皆の憧れだった頃のアメリカ

カイル・マクラクランが漫画のような美形
ポルシェをかっとばすFBI、と役もマンガっぽい

普通の日常的な舞台で映像も地味だが面白い
ストーリー展開も自然で演技もいい

音楽だけが個性的だが微妙な出来

7/10

プレデター Predator

シュワルツェネッガー最盛期 ミリタリールックは一時代の究極 体を張ったアクションが冴える

プレデターの映像も、サーモグラフィーや画像エフェクトがシンプルながら
ジャングルと対照的で映える

個性豊かなキャストも真剣な演技でスリルがあり、職人芸の音楽も匠の技で盛り上げる 80年代アクションの傑作

7/10

バトルランナー The Running Man 

原作:スティーヴン・キング

ディストピアものとしての暗さと、80年代アメリカ製という軽さがお互いマスキングして中途半端

ラテン系美女のヒロインはセクシーだが、他は敵も味方もイマイチ

シュワちゃんは"I'll be back" もありで元気に演じているがバトルも地味

6/10 

振付がポーラ・アブドゥル

2017~2019年の設定

ヘル・レイザー Hellraiser

地味で薄暗いムードがいい 笑いと紙一重な微妙なエロス
チープだが演技、演出、脚本などはきっちりツボを押さえてある
音楽や効果音も王道一直線

グロい 痛い

涙目を見開いて恐れおののくヒロイン、これぞホラーないい仕事
ヒロインの母も欲求不満気味のいやらしさがうまく出ている

ハリネズミ頭の大将は、実は少ししか出てこない

続編がやたらとある

8/10

監督、原作、脚本のクライヴ・パーカーはイギリス、リヴァプールの出身

ベルリン・天使の詩 Der Himmel über Berlin

カラーの時代にあえてモノクロというのは雰囲気だけのものが多いが、これはその雰囲気がそれだけで十分過ぎるほどほんとに良い  

カラーの映像もカラフルだが下品でなく、壁崩壊前の東西に分かれていたころのドイツ、黄昏の欧州美が冴えわたる

なめらかに空間を滑るように動くカメラ 映像のアダージョ

ブツクサ言いがちなセリフが多少文学的すぎる気がしたが、ドイツ語の特徴なのかもしれない

8/10

ラストエンペラー The Last Emperor

皇帝から一市民にまでなった男、溥儀
明るく軽い80年代に作られたのが信じられないほどの、重厚、荘厳、雄大な超大作

当然出てくるのはアジア人ばかりだが、セリフはほとんど英語で、演技はいかにも演出、振り付け
イタリアン・オペラみたいなものか

同名のラッパーがいるらしい

8/10

皇帝の人生のそれぞれの段階を表現するための異なった光の位相
赤、血の色はフラッシュバックとそれに続く開かれるドアで誕生を表す
オレンジは、家族と紫禁城の温さ
黄色は皇帝のアイデンティティと太陽
緑は教師の自転車と帽子で知識を表す
現実が制限された紫禁城は初めの3色しかない

紫禁城での巨大な戴冠式の場面の撮影中、公式訪問中のエリザベス2世が北京に滞在していた。
制作側は中国当局に彼女よりも優先権を与えられていたので、彼女は紫禁城を訪問できなかった

ザ・デッド/「ダブリン市民」より The Dead

ウォーキングではないデッド

ジェイムズ・ジョイスの短編集「ダブリン市民」の、一番最後のお話を映画化したもの
かなり原作に忠実だった

パーティーの場面の様に、多人数がバラバラに語る場合、本だと
「・・・と誰が言った、・・・と誰々が笑った」などと
わずらわしくなるが、その辺は映画だと一目瞭然なのでわかりやすかった

反対に、二人きりで語り合う場面、特にかなり重たい場面だと、
セリフ以外の言葉で説明されている心理状態を、映像と音楽で
表さなければならないので、あまり成功していないようだった

クリスマスの話なので、ガチョウの丸焼きが出てきたが、
鳥インフルエンザが気になった…

ランドスケープ・スーサイド Landscape Suicide

ランドスケープ・スーサイド・スクワッド

アナログのまったりした画質がいい

日常の風景に重苦しいインタビュー 
どちらも傍観者的でまったく波風を立てない

殺人犯を演じる役者がリアルでドキュメンタリーかと思った
すごい演技力だ

6/10 

ガンダーラ Gandahar 

眠くなるアニメ

絵もアニメも普通 哲学的で禅問答のような内容

アクションもおとなしく、キャラもセリフも 冷静沈着で催眠効果たっぷり

シンセむき出しのサントラだけが個性的で、いかにも’80年代で楽しい

wikipedia に日本語の情報がなかった

6/10

マルサの女

監督、脚本:伊丹十三

フィクションながらも昭和の1ページを見事に切り取った傑作、だと思う

脱税者の摘発という基本の筋がしっかりしていて、コメディや詩情がありつつ無駄なくテンポよく進む

障害持ちのホテルオーナー役の山崎努が、貫録はあるが憎々しさがなくて、
巨悪を倒して溜飲を下げる…にはならなかったのは成功か失敗か

宮本信子がごついバイクを運転してるのに感心した 津川雅彦を後ろに乗せて…

5拍子で半音階の印象深いテーマ音楽 ステレオ感が強い

今の電子マネーやビットコイン時代のマルサ状況を見たくなった

9/10

ゆきゆきて、神軍

これは重たい… 先の大戦の戦争犯罪責任個人追跡ドキュメンタリー🎥
 
主役のニューギニア戦線生き残りの奥崎氏は、口調や物腰はマイルドな一見紳士
 
凄絶な実体験から来る義憤に動かされてか、様々なアナーキー活動を続ける
 
とはいえ、数十年のち突然戦友たちに押しかけて暴力的に問いただす、というのはあまりにも一方的過ぎて賛同はできず
 
 当時の関係者が平然と語る人肉食などのエピソードの方が刺さった
 
7/10

ロボットカーニバル

Robot Carnival [Full Movie - 1987] | ロボットカーニバル - YouTube

監督:大友克洋ほか
音楽:久石譲ほか

ロボットがテーマの短編オムニバス

アニメは緻密で躍動感があってクオリティ高いかなりの力作ぞろい

内容は、いかにも昭和っぽいのもあれば時を超えたアート風のもあり
個性豊か

6/10

妖獣都市

Wicked City 1987 - YouTube

少し若くて軽めのデューク東郷風の主人公

アニメだが車のデザインや街並みが懐かしい

社会派、企業もの、トレンディ、恋愛
などがごっちゃになった話はいまいち

サイキックパワーに普通に銃で撃ったりと
適当なバトルも盛り上がらない
昔のカンフー映画の老師みたいのも出てくる

中途半端にエロい

6/10

ルパン三世 風魔一族の陰謀

Lupin III The Fuma Conspiracy (English Subbed) - YouTube

主役声優陣と音楽が一新された異色ルパン しかしそれ以外はそのままなので違和感が勝ってしまう

ルパンの緑ジャケットに車はフィアット、不二子ちゃんのお色気もなく「カリオストロの城」に近い雰囲気

話は「一族」というほど壮大でもなく、ヒロインのキャラもいまいち立っておらず盛り上がらない

アクションは豊富だが、軽めの外した音楽がかなり台無しにしている

6/10

迷宮物語

Neo Tokyo (1987) — LEGENDADO - video Dailymotion

アニメ3本オムニバス

りんたろう監督「ラビリンス・ラビリントス」・・・レトロ浪漫 子供の領分ノスタルジア

川尻善昭監督「走る男」・・・アニメ版ゲームのF-ZEROっぽいハードボイルド

大友克洋監督「工事中止命令」・・・昭和の過労死日本批判ロボットバージョン

CGよりも手書きがメインだっただろうがかなり精密なアニメ 熱く燃える表現意欲 

7/10

Sign o' the Times

Prince - Sign O' The Times (Official Music Video) - YouTube

Prince - U Got The Look (Official Music Video) - YouTube

Prince - I Could Never Take The Place Of Your Man (Official Music Video) - YouTube

数え切れないほど繰り返し聞いた

力作、大作だが、リズムマシン垂れ流し気味のオケが固くチープで、
映画になったライブ盤の方が数倍良い、と思う

が、このアルバムのサウンドの後世に与えた影響は大きい

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