1982

ランボー First Blood
アトミック・カフェ The Atomic Cafe

映画

コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian

ターミネーター以前の若くて初々しいシュワちゃん ムッキムキでピッチピチのセクシーボディで
さわやかに髪を風になびかせる

アメコミ、劇画、香港映画、大河ドラマ時代劇、宗教、神話…などをごった煮にした感じの非日常な世界観が、
デジタル処理に頼らない日常的な風景で、生のアクションでのびのびと楽しめた

ラストは予想外にストレートにシリアスな荘厳さで、それまで濃すぎる
と思われた職人芸オーケストラ音楽がうまくはまって感動させられた

同じ原作による新作映画が、原題は同じだが邦題が「コナン・ザ・バーバリアン」

⭐7/10

シュワルツェネッガーはムキムキすぎて刀を持てなかったので筋肉を減らした

ニーチェ「偶像の黄昏」の引用

ブレードランナー Blade Runner

原作:フィリップ・K・ディック

「二つで十分ですよ」 「わかってくださいよ」

酸性雨、多言語、レプリカント、折り紙、盆栽、フクロウ・・・わかもと
ヴァンゲリスの音楽

サイバーパンク・クラシック 究極の逸品

⭐10/10

ディックは映画の完成の数週間前に亡くなったが、ラッシュを見たりセットを訪れたりして非常に感銘を受けていた。ラッシュの上映時、ディックはクルーのひとりに「これは執筆時に思い描いていた通りだ」と語った

電子顕微鏡の下の「蛇のうろこ」は実はマリファナの芽

初体験/リッジモント・ハイ Fast Times at Ridgemont High

全編を貫くストーリー展開は特になく、当時の映像日記のような感じ
80年代版「アメリカン・グラフィティ」

まだ日本にはなかった頃のピザの宅配、コンビニ
サーフィン、ダンス・パーティ、きらびやかなショッピング・モール、アメフト・・・など明るくて軽かった、
みんなの憧れだったころのアメリカの雰囲気がいっぱい
サントラも胸キュン

主役の女の子二人(ジェニファー・ジェイソン・リー、フィービー・ケイツ)
が惜しげもなく初々しいヌードを披露

⭐7/10

E.T. the Extra-Terrestrial

一時期は神格化され、伝説の映画のような扱いだった気がする
色合い、ムードはモロに80年代、アメリカン いーてふ E・Te(いて)

結局こういう夢のある出会いはなく人類は宇宙では孤独なままなのか

⭐7/10

ランボー First Blood

クリクリお目目の彫りが深いハンサムな若い頃のスタローンがかわいい

続編以降のタガが外れた銃撃、爆破、ステロイド全開のムキムキボディに比べると、
フィクションながらも現実的でおとなしめ

映画全体の雰囲気もまだ遠慮がちで地味

ベトナム帰還兵の気持ちを代弁しつつエンタメとして成功させるといういいビジネス

「ランボー者」という映画があり、
「コマンドー」に「コマンドー者」というのもあった。

山中に潜む戦闘スキルがある一匹狼の男・・というと森村誠一の「野生の証明」を思い出す
アクションが中心ではないが、自衛隊の特殊部隊の出身者が主人公だった

⭐7/10

遊星からの物体X The Thing

これはそそられるイイ邦題

南極の研究施設(なぜか銃や爆薬が豊富にある)、開所の中の閉所、人里離れ隔離された舞台 これもそそる

ハスキー犬が「地元だワン」という感じでイキイキ

CGではない手作りのグロが生々しく、コクがある

一人、またひとりと犠牲者 疑心暗鬼 だがなんとなく笑えてくる大金かけたコント状態

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』とかいう続編がある

MacにWindowsというキャラがいるが偶然らしい

オリジナルは男女だったクルーがこちらは男性のみ
オリジナルはほぼ白人のみ(コックにアジア人)だったクルーに黒人がいる

⭐8/10

トッツィー Tootsie

ダスティン・ホフマンの女装がセクシー

コメディーだけど、ラブロマンスの要素も強くあって、
最後にはちゃんと感動できる、いい話だった

最後に女装を解いて行くところが、セリフ、演技ともに素晴らしく
さすがだと思わされた

ロケでの街並や、人々のファッション、流れる挿入歌などにも
80年代のムードがいっぱい

⭐8/10

tootsie = 若い女性、特に性的にいけると捉えられる存在

「僕は女として君といるほうが、それまで男として女といた時よりも、いい男だった」

ダスティン・ホフマンの女装は2時間かかった。それでもはえてくるヒゲを隠せず1度に2、3時間しか撮影できなかった

トロン Tron

ほぼ全編ひんやりとした未来派テクノSFコンピュータグラフィックスで、あまりの美しさにうっとりとトロンとした目つきになる
ディズニー製作だったとはびっくり

なんでもできる今のCGよりも、制限が多かったこの頃のほうがかえって味がある
これは音楽のアナログ・シンセなどにも言えると思う

トロン計画というのもあった、日本で

コンピューターを使うのはインチキだとみなされて、アカデミー賞の特殊効果部門のノミネートから外された

コヤニスカッティ Koyaanisqatsi

cine experimental / Koyaanisqatsi / (1982) - YouTube 

セリフを話す人物は一切登場しない環境ビデオ

催眠効果のある滑らかな動きのカメラで自然、人工物、都市、人々など色々

再生速度を変えた映像

ミニマル、テクノ、バロック風のユニークな音楽(フィリップ・グラス)

クールな諸行無常感がなぜか心地いい

⭐7/10 

アトミック・カフェ The Atomic Cafe

The Atomic Café - 1982 Documentary - YouTube

1940,1950年代のアメリカ、原爆プロパガンダ映像集ドキュメンタリー  

アメリカは不変 敵がイギリスでも日本でもソ連でもまったく変わらないイスラムのような自国原理主義

赤狩りが激しかった当時は、スパイ容疑で電気椅子死刑になった夫妻もいたほどの徹底した共産主義嫌悪

ドキュメンタリーとしては、映像の豊富さや、歌詞まで絶妙にマッチした当時の楽曲など、ネタが妙に揃いすぎている

まるで実際の事象の犠牲者はおまけで、データやニュースやCMのネタなどの情報がすべてであるかのようで不気味だ

まあそれも政府製作啓蒙映像の異常に高い完成度のように、アメリカの圧倒的優位性を示すものなのかもしれない

全体的に「昔はアホやったね」的なおどけたムードだったが、今のコロナワクチンも将来このようなノリで振り返られることになるのだろうか…

⭐7/10

ガンジー Gandhi

音楽:ラヴィ・シャンカール

支配する側だったイギリスのリチャード・アッテンボロー監督が
人道主義的に描いた、道徳の授業の教材の様な作品

今の、イギリス、インドの状況を見ていると
諸行無常で感慨深い

ガンジーが最初は髪の毛も生やしていて、リッチな弁護士だった
というのにはビックリ

ガンジー一族は今でもインドでは有力らしい

FUTURE WAR 198X年

声の出演:北大路欣也、夏目雅子

かっこいいタイトルに裏切られる思いっきり昭和テイスト超地味アニメ

さいとう・たかを作か?と思えるほど生真面目な政治ドラマが大半 米ソのいざこざ
セリフの文章はしっかりしていて貫禄がある

動きのあるところのアニメがかなり雑で変

⭐5/10 

SPACE ADVENTURE コブラ

渾身のアメコミかぶれの
キャラデザインが時を超えている

昔のアニメに多いが
動きのあるところがかなり変

ストーリーはいきあたりばったりのファンタジーだが
確かに冒険はしている

中途半端にエロくて親子で見るには気まずそう

⭐6/10

音楽

1999

Prince - 1999 (Official Music Video) - YouTube

Prince - Little Red Corvette (Official Music Video) - YouTube

Prince - Automatic (Official Music Video) - YouTube

数えきれないほど繰り返し聞いた カラフルで隅々まで充実していてすばらしい
特に"Let's Pretend We're Married"、"Lady Cab Driver"、"Free"あたりが好みだ

The Message

愚痴を延々聞かされるような歌詞だが、その時点での最新のビートに乗せて元気にラップすれば
メッセージの出来上がり

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