映画
オール・ザット・ジャズ All That Jazz龍の子太郎
地獄の黙示録 Apocalypse Now
黙示録なういわゆる超大作で力作だったが、こういう風に、戦争を詩的というか神秘的に捉えて描くのは
どうかと思った
マーティン・シーンはこの役には軽すぎる気がした 今までに6人殺したことがあって、
これからさらにもう一人、という人物にはとても見えない
マーロン・ブランドも、ジャングルにこもっているにしては随分と肥えていたし・・・
脇役で出てくる若い頃のハリソン・フォードが、
ツルッ、テカッとしたお顔をしていた
⭐5/10
ローレンス・フィッシュバーンは製作当時の1976年は14歳だったが年齢を偽って出演した
エイリアン Alien
代表的SFホラーの第一作目卵、幼虫、脱皮・・・と姿を見せないまま着実に成長していく「エイリアン」に
閉じられた空間の中で一人また一人と殺されていく味方・・・
男勝りに戦う凛々しいヒロインのはしり
演じるシガーニー・ウィーヴァーも
若くてツヤツヤで元気のかたまりのよう
「2001年宇宙の旅」のような、明るく快適そうな宇宙船
コックピットのモニターに写るCGがシンプルだがかえって見やすそう
昆虫と爬虫類と深海魚を混ぜて3で割ったようなデザインのエイリアンは
ものすごい存在感、立体感があり、時を越えたインパクト
基本的にストーリーはひねりがなく単純で、リアルなCGが使えないために演技で
カバーしようとするところが空回りし、ほとんどギャグになってしまっているところも
続編がたくさんある
⭐7/10
オール・ザット・ジャズ All That Jazz
酒、煙草、セックス、ドラッグ・・・アメリカの退廃、デカダンスが極まっていたであろう頃の作まだネットなどは影も形もなく、ビデオなども一般に普及する前で、
完全にテレビや映画などのショービジネスは一般とは別世界、夢の世界という認識だった
そんな時代にこの世界に生き、死んだ男の話
オープニングのネオンで表されるタイトルがかっこいい
⭐7/10
クレイマー、クレイマー Kramer vs. Kramer
なんだこの無意味に省略した邦題は?
テレビの2時間ドラマで済みそうな内容だけど、
淡々としたムード+ダスティン・ホフマン(いいパパ)の演技がいい具合でしみじみとした
カタカナだと公開当時とは全く違う意味に捉えられそう claimer vs. claimer
⭐8/10
ザ・ブルード/怒りのメタファー The Brood
監督、脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
ゲームの初期のバイオハザードのような寒々としたムードがいい
(ワムのジョージ・マイケル+イチロー)/2的な主演の人
ブロンドおかっぱの女の子が可愛く名演技だが、
アニメなどと違ってリアルな幼子にホラーなこういう役をやらせてよいものか…
児童ポルノとされそうな危険な場面もあるし
顔のアップが多く演技力を問われる演出
デリカシーのない濃すぎる音楽がやかましい
⭐7/10
モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン Life of Brian
カメオ出演:ジョージ・ハリスン
聖書ネタコメディ イギリス、モンティ・パイソンらしい屈折した笑い
歴史ものとしてのつくりは本格的
細かいニュアンスはわからないが、出オチ感というか、製作現場での内輪受けっぽさが濃い
セリフや音声がなんとなく刺々しく耳障り
時を超えた魅力はなく絶滅したスタイルに思えた
⭐5/10
マッドマックス Mad Max
ブリキの太鼓 Die Blechtrommel
原作:ギュンター・グラスナチスに反抗して成長することを拒否した少年の、ファンタジー的な物語
児童ポルノだとして上映禁止になったりもしているらしい問題作
モヤモヤ、鬱々とした暗さ、重さ、不条理さが
ストレートに打ち出された、プロレタリア文学のような作品
ヨーロッパの「光と影」の影の部分が存分に味わえた
古色蒼然たるベルリンの街並みのような、重く、
時にグロテスクな映像(馬の生首、ゲテモノ食い・・・)
唯一の救いは少年の叩く「ブリキの太鼓」の音
感情が高ぶると腰に吊るした太鼓を連打するが、
その音が「べコベコべコベコ・・・」という鈍重なもの
そのコミカルさが完全に浮いていて息抜きになっていた
⭐3/10
ストーカー Сталкер
Stalker 1979 Tarkovsky [eng sub] - 1° tempo - YouTube
Stalker 1979 Tarkovsky [eng sub] - 2° tempo - YouTube
Stalker [Andrej Tarkovskij] REMASTERED - YouTube
おっさんばかり 重い 暗い 長い
さっぱりわからなかった
寒々、冷え冷えとした風景 タイトルから連想される「付きまとう」感じは全然なかったと思うが、なにか深い哲学的な意味があるのかもしれない
スタッフ、キャストに タルコフスキー ストルガツキー クニャジンスキー カイダノフスキー …キー …キー
⭐2/10
エストニアのタリンで撮影
クルーの内少なくとも3人が、エストニアでの撮影中の化学汚染の結果亡くなった
作中のゾーンは1957年にチェリャビンスクで起きた原発事故に触発された。
復讐するは我にあり
昭和の暗さ、侘しさど真ん中
だが出演者たちは今よりも生命力旺盛に見えるし
存在感も演技も確かで引き込まれる
市街地での撮影が生々しい エキストラかそれともリアルな通行人か?
倍賞美津子、小川真由美、その他女優も肉感的で春画のようなエロさ
主人公(緒型拳)は行き当たりばったりに、感情の赴くまま殺人してる感じで、
これで「復讐」は図々し過ぎると思った
⭐7/10
銀河鉄道999
宇宙空間を飛ぶのに煙が出て汽笛まで鳴る999
昭和らしい暗さ
アニメはちょっと雑な気が、動きのある部分は特に
メーテルはコスチュームまで時を超えた美しさ
クイーン・エメラルダス、キャプテン・ハーロックまで登場
ちゃっかりマセガキ鉄郎君まで美少年に
ラストのゴダイゴの名テーマソングのイントロで感動の鳥肌
高揚感と前向きな歌詞に感涙
⭐7/10
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
いつものヤマト
だが人間ドラマが、今は廃れた気高い使命感、未来へつなぐ希望などを思い出させてくれる感動巨編 デスラーの目にも涙
⭐6/10
龍の子太郎
タツノコプロ制作、ではなかった…
松谷みよ子さん原作の民話アニメ
龍🐉に変えられてしまった母をさがす気は優しくて力持ちの少年太郎
キャラは人も動物も鬼もコミカルでかわいいが、風景が山水画風で妙に暗い
話は「文部省特選」らしく多少教育的(滅私奉公推奨)だが、行き過ぎず趣味の良い上品な佳作
⭐7/10音楽
オフ・ザ・ウォール Off The Wall
繰り返し聞き続けているまだ真っ黒で鼻も大きかった頃のマイケル
Michael Jackson - Don’t Stop 'Til You Get Enough (Official Video) - YouTube
この曲の高揚感がたまらない 映像は地味だが
腕まくりタキシードの動きが軽快で胸躍る
Michael Jackson - Rock With You (Official Video) - YouTube
↑チキチキいうハイハットがグルービー
Off The Wall - MICHAEL JACKSON '1979 - YouTube
Michael Jackson - She's Out of My Life (Official Video) - YouTube
ハート・オブ・グラス Heart of Glass
キュートでポップ 甘く切ない胸キュンな歌詞"We Are Family"
ミラーボールのきらめきが目に浮かぶようなテンプレ的ディスコタイトに決まるストリングス 家族愛を唄う前向きな歌詞のお姉ちゃんコーラスは確かにソウル
このあたりのサウンドは丸々コピーされて今でも生きながらえている、と思う
Rapper's Delight
最近のヒップホップはネイティヴ並みの英語力がないと魅力がさっぱりわからないが、この頃はまだ早口言葉のように、バックのリズムに素直に乗っていて、滑舌の良いラップをシンプルに楽しめる
サンプリング元(というか原曲のカラオケ部分をそのまま使用か)もグルービーでいい
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