映画
めまい Vertigo
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック音楽:バーナード・ハーマン
ヒッチコック大先生の、あまたある名作中の名作の一つ
イギリス人らしい端正さに、アメリカの資本力、物量が加わって
脚本、ロケーション、役者、音楽・・など全てに文句のつけようがない
楽しかった・・・
「めまい」を表現した映像もおおっ!と思えた
⭐10/10
シンバッド七回目の航海 The 7th Voyage of Sinbad
RPG やテーマパークのアトラクションが映画になった
日本における宝塚のようにギンギラギンにエキゾチックなコスプレ祭り
作り手の喜びが伝わってくるような夢とロマン 溢れるクリエイチビチー コクのある総天然色
主役は絵に描いたような美男美女で
脇役たちもタフそうでリアルな頼もしさ
実写を背景にストップモーションで暴れまわる怪物たちは、ゴジラなどの着ぐるみとはまた違った味わい
8/10
バイキング The Vikings
当時のスター達のコスプレショーという感じで、タイトルらしい北欧ロマンは薄いが、
明るく 広々とした映像で海洋冒険アクションとしては楽しい
船や城、合戦シーンなどは本格的
7/10
カーク・ダグラスの役の父の役を演じたアーネスト・ボーグナインはダグラスより年下
死刑台のエレベーター Ascenseur pour l'échafaud
監督、脚本:ルイ・マルフランスのヌーベルヴァーグは雰囲気だけだったり、理屈っぽかったりするが、
この作品はそれ系の代表なのに話(ジレンマによるサスペンス)が面白い
マイルス・デイヴィスのジャズのサントラも渋い
Поэма о море
ソヴィエト映画「海の詩」くすんだ色合いにコクがあって美しい映像
地味だが質実剛健でいい生地を使ってそうな衣装がおしゃれ
話はまとまりがないが、人民同志に向けたようなコミュニズム精神が感じられ、
多少白々しくも明るくていい
7/10
隠し砦の三悪人
三船敏郎(ハン・ソロ&ルーク)上原美佐(レイア姫)
千秋実、藤原釜足(C-3PO、R2-D2)
味があって、クセになりそうな雪姫(上原美佐)の名(迷)演技
イスラム国的な血なまぐさい状況も数百年後にはこういう冒険活劇のネタになるのだろうか、関係ないか
リメイクされた
10/10
黒澤作品初のステレオ
無法松の一生
三船敏郎(無法松)
高峰秀子(軍人の未亡人)
よかった
三船敏郎や高峰秀子が老け役を演じていたが、実際にはまだ若くエネルギーに溢れていて、
悲壮感がない オペラやミュージカルみたいなものか
これがリアルな社会を撮影したドキュメンタリーだったら、評価は全く違っていただろう
超長寿マンガ「こち亀」の主人公「両さん」のキャラとこの「松さん」
は大いにかぶるところがあった
同タイトルの歌があり、村田英雄のデビューシングルだったらしい
10/10
巨人と玩具
原作:開高健
熱血ギョーカイもの 早すぎたトレンディドラマ なぜかキャラメル企業
今と変わらぬ成果主義、人間性をすり減らすモーレツな競争 過労死の前触れも出てくるこれぞ日本
コメディとしてはテンポの良さが空回り気味で、落ち着きがなくわざとらしい
若手社員の川口浩が松坂大輔風
7/10
Free Radicals
ノリのいいアフリカ音楽にスクリーンセイバー風の映像1958年にこれはすごい 30年先を行ってる
A Movie
レスピーギの「ローマの松」をサントラに色々な映像、movie というだけに、動きのある場面を並べただけ
2/10
音楽
ニーベルングの指環 Complete Ring Cycle (Richard Wagner)
完全に芸術に昇華されたオタクの妄想台本をちょっと読むと、舞台はもちろんCGなどでも実現が難しそうな指定、設定がいっぱい
序夜 『ラインの黄金』(Das Rheingold):2時間40分
50年代だが既にステレオ録音
鐘🔔や馬の蹄らしき音も入っていたりしてかなり豪華
第1日 『ワルキューレ』(Die Walküre):3時間50分
第2日 『ジークフリート』(Siegfried):4時間
第3日 『神々の黄昏』(Götterdämmerung):4時間30分
なんてそそられるタイトルなんだ…↑
ハリウッドの映画音楽の多くはこれとストラヴィンスキーあたりの劣化コピー、といったら言い過ぎか
ブルー・トレイン Blue Train
日本の電車の由来はこれだったか…軽すぎず重過ぎずちょうど良いジャズの魅力
曲調も、ブルーといっても渋かったり陽気だったりでカラフルで楽しい
Dance Mania
このジャンルの最良サンプルのひとつか全部同じ曲に聞こえないこともないが、
やはり本物、キレ、輝きが違う
マンボでダンスすると摺り足になりそうだ
ジョニー・B.グッド Johnny B. Goode
張りがあり滑舌のいい声、気持ちよく鳴るギター、日常的で自然体な歌詞すべてが健康で力強い
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公が演奏
All I Have to Do Is Dream
素朴で温かい「夢見るだけでいい」・・・これで大ヒット、なんていい時代だ
今のアメリカとは隔世の感
サマータイム・ブルース Summertime Blues
シンプルで明るいサウンド等身大、日常的でユーモアのある歌詞
古き良きアメリカ
邦楽に同タイトルの曲がやっぱりあった
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