1927

メトロポリス Metropolis

つばさ Wings

ゲイリー・クーパー(チョイ役)

1927年、日本だと、昭和の最初期の作品。モノクロ、サイレント
おそらく当時の超大作

タイトル通り飛行機(戦闘機)が活躍するが、空中戦の場面は現代でも通用すると思えるほど
迫力があった プロペラ機だが・・・

今では定番すぎる脚本上のテクニック(ちょっとした誤解、行き違いで話を進めるなど)、
も当時としては斬新で、泣かせどころだったのだろうと思う
ヒロインを演じたクララ・ボウは表情、表現力が実に豊かで、「女優」というものを感じた

笑えるほどベタベタする「男の友情」のシーン

同タイトルのテレビドラマがある

7/10

あれ It

モノクロ、サイレントだけど明るくイキイキ これぞエンタメ

当時の風俗映像資料
日本だと昭和2年 本家のモボ、モガがたくさん
だが男のフォーマル・ファッションはほとんど今と変わらない、気が

眠くなるくらい小ぎれいで上品、と思ったら中々体を張ったアクションも出てきて
目が覚めた

7/10

メトロポリス Metropolis

監督・脚本:フリッツ・ラング


アルフレート・アーベル(メトロポリスの支配者、フランスの作曲家ラヴェルにそっくり)
グスタフ・フレーリッヒ(そのお坊ちゃま)
ブリギッテ・ヘルム(マリア)

テクノ、サイバーパンク、ゴシック系などいわゆる「近未来もの」の元祖だと思われる歴史的名作

メトロポリスでの、頭(支配者)と手(労働者)を繋ぐ調停者

女性型ロボットのマリアの造形美には並じゃない天才的なひらめきを感じる、美しすぎる

ナチス、ヒトラーがめちゃくちゃをやる少し前の作品か…

⭐8/10

ジャズ・シンガー The Jazz Singer

The Jazz Singer (1927) The first sound film - YouTube

The Jazz Singer (1927) First Talking Movie - YouTube

ユダヤ教の伝統歌手からジャズ・シンガーへ シナゴーグからブロードウェイ

主人公の、自分の希望と家族の期待の間で揺れる心や、伝統と新時代での進路上の迷い、などをいかしたよくできた脚本 多少引き延ばし気味でじれったくもなるが

ほとんどがサイレントなので音楽が鳴りっぱなしだが、邪魔にならず温かみがあって良い

ジャズ・シンガーとしては黒塗りタラコ唇で黒人に寄せているが、これは今ではポリコレでまずそうだ

⭐7/10

Berlin: Die Sinfonie der Großstadt


サイレント、モノクロ映像 映画というか映像資料集
当時のベルリンの都市風景がいろいろと見られる
乗り物、建物、ファッション、娯楽、スポーツ・・・現在あるものは当時すでほとんどあった

この繁栄の光の影がナチスか
近代文化が熟れに熟れて腐る寸前、世界大戦へまっしぐら

邦題が見あたらず、Wikipediaにも日本語のページなし、意外だ

街行く人々のファッションで男性のスーツは今とほぼ変わらない
帽子だけが完全にすたれた

カラーでアニメ化すれば宮崎駿の世界になりそう

6/10


Black and Tan Fantasy


やっぱり黒人はすごい
いまだに差別などが言われる一方で、こんな昔からちゃんと評価されてる人もいた

曲も斬新だったのだろうが、演奏もすごい
ミュート・トランペットが歌いまくっている

ダンスもすごい スタイルも良くキメ決めのオシャレさん達

7/10

デューク・エリントンの映画デビュー作

トッカータとフーガニ短調 Bach-Stokowski: Toccata and Fugue in D Minor

ごく普通の編曲のオーケストラ版 
疑似ステレオ効果で左右にうねる

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