1936

映画

襤褸と宝石 My Man Godfrey
赤西蠣太
一人息子
祇園の姉妹

Flash Gordon

Flash Gordon - The Planet of Peril (Episode 1) - YouTube
Flash Gordon - The Tunnel of Terror (Episode 2) - YouTube
Flash Gordon- Captured by Shark Men (Episode 3) - YouTube
Flash Gordon - Battling the Sea Beast (Episode 4) - YouTube
Flash Gordon (Episodes 5-8) - YouTube
Flash Gordon (Episodes 9-13) - YouTube

実写化第一作

フラッシュ・ゴードンはムキムキマッチョだが、特殊能力もなさそうな
普通のブロンド好青年

女性キャラの衣装がセクシー

皇帝ミンの主役を喰うような存在感

チープだが夢があって温かい初期の特撮

計4時間を超える大作だが、話はあまり展開せず舞台も広くはない

⭐7/10

モダン・タイムス Modern Times

監督・脚本・音楽・主演:チャールズ・チャップリン

機械化が進み、人間らしさが失われていく社会に警鐘を・・・
という事だったのだろうけれど、今見ると実にモダンで
上品な快適そうな世界だった・・

デパートでのローラースケート、自動食事器、歯車一杯の工場でのギャグなど
チャップリンの運動能力の素晴らしさが堪能できる

「チャップリンの独裁者」にも出演している
ヒロインの女優(ポーレット・ゴダード)が相変わらず美人

⭐7/10

襤褸と宝石 My Man Godfrey

My Man Godfrey (1936) [Romance] [Comedy] - YouTube

古き良きハリウッドの究極のひとつか

一分の隙も無いおしゃれでゴージャスなつくり

シチュエーションコメディなどの元祖らしく、とにかく明るく、大量のセリフで気の利いた会話

スパイスに人生訓ぽいものも少々

邦題の意味はわからなかった

「襤褸」は読めもしなかった😓…

⭐7/10

船乗りシンドバッドの冒険 Popeye the Sailor Meets Sindbad the Sailor

なんだこの邦題は? ポパイが主役でシンドバッドは島にいて特に冒険していないのに

1936年にこの明るさ エンターテインメント 

一の腕だけをとことん鍛え、鼻をつまんだような声で一本調子で話すポパイがシブい

お約束のほうれん草ドーピング

⭐8/10

ポパイ初のテクニカラー
オリーブの名字はオイルでOlive Oyl

Rose Hobart

ひどすぎる
だらだら繋いで、妙な色に加工しただけ
何の創意工夫も感じられない

⭐0/10

The Plow That Broke the Plains

アメリカにしては珍しく深刻で悲劇的なドキュメンタリー
雰囲気はソ連の工業系国威発揚映画と似ているが結論が逆なのが面白い

味のある画質、音の悪さ

⭐7/10

赤西蠣太

原作:志賀直哉

音楽がかなり現代的で切れやノリがいい

話は複雑なのか、所々パーツが欠けている感じでわかりにくいが、雰囲気はカラッとしている

初期の特撮(オーバーラップ)が効果的に使われている

サザエさんのように魚介類の字が入った名前多数

⭐6/10

一人息子

The Only Son / Hitori Musuko (1936, Yasujiro Ozu) (English subtitles) - YouTube

1923年というちょうど1世紀前の信州から始まる

母が息子を東京に送り出し、後に訪ねてみるがあまりうまくいっていない、という盛り上りようがないお話

それだけに、間が持たないらしく、繋ぎのしんみりした風景映像がやけに多く、長い

いつもの笠智衆の明るい存在感も救いにならない、小津安二郎にしてはかなり暗く重い絶望作

⭐6/10 

祇園の姉妹 

Sisters Of The Gion (1936) HD Full Length Movie - Directed by Kenji Mizoguchi (Gion no kyōdai) - YouTube

監督:溝口健二

京都の祇園でしたたかに生き抜こうとする芸者姉妹 

雰囲気や会話に小津や黒澤より自然な日本人らしさが感じられる、と思った

奥行きを活かした端正な画面構成 風景に人が溶け込んで全体的なコーディネートが完璧

男女とも似た顔が多く区別がしにくいところもあったりして

地味ながら着実に進行する人間模様だが、最後の因果応報的結末は少し唐突な気もした、がスッキリもした

⭐7/10

音楽

バッハ:無伴奏チェロ組曲 (1936-1939) Bach: Suites for Unaccompanied Cello

チェロ、無伴奏なだけに、低音、単旋律主体でモゴモゴとしていて地味だが、不思議に聴いていて癒される
モノラルだが気にならずピュアな響きだ

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