1946

映画

汚名 Notorious

ケイリー・グラント、イングリッド・バーグマン 冗談のような美男美女
演技もうまい 微妙な視線の動き、表情に説得力がありまくる

紳士淑女の華やかな社交界の裏で蠢く大人の企み

スリルとサスペンスとロマンスが完璧なバランスで配合したドラマ

ヒロインをトラブルに巻き込むのはヒッチコック先生らしいが、
この頃はまだ後期ほどのどSさはなく上品

⭐10/10

素晴らしき哉、人生! It's a Wonderful Life

監督:フランク・キャプラ
音楽:ディミトリ・ティオムキン

古きよきハリウッド映画の典型

主演のビジネスマンがスリムな長身、清潔感あふれ、明朗活発で、美人で貞淑な妻とかわいらしい子供達がいて、よき隣人たちに恵まれ、仕事も順調で・・・とありえないほどのアメリカン・ドリーム

そんな彼が危機に陥るが、よくある「忘れかけていた大切なものに気づき」完全復活、という
現在では「ケッ、キレイ事ぬかしやがって!」とせせら笑われそうな、美談ファンタジー

だが現在、こういった役をうそ臭くならずに演じられる演技力、精神力を持った俳優は
少なくともハリウッドにはいなそうだ。その点でこの作品のジェームズ・スチュアートは
エネルギー、オーラが感じられて見事だった

ダンス会場の床が開くと水が満たされたプール、というすごい施設が出ていた

⭐8/10

三つ数えろ The Big Sleep

原作:レイモンド・チャンドラー
音楽:マックス・スタイナー

ハンフリー・ボガート(私立探偵フィリップ・マーロウ)
ローレン・バコール(彼に依頼するご婦人)

なんだこの邦題は?と思ったがセリフに出てくる言葉、だが内容とほぼ関係なし

シブい!お洒落!としか言いようがない、ハードボイルド
映画でしか味わえないこの雰囲気、世界観に浸るだけで大満足
なので話はよくわからず・・・

⭐7/10

郵便配達は二度ベルを鳴らす The Postman Always Rings Twice

タイトルは内容とほぼ関係なし

ノスタルジックなモノクロ いなかのハンバーガー屋さんなのにすべてがオシャレ

ラブ・トライアングル 主役の3人の演技がかなりいい

意図、事件、ついに法廷へ 徐々に社会性が増していく よくできた脚本

最後の最後で一気にドタバタしたコントに なんだか強引な落とし方

30年以上後にリメイクされた

⭐7/10

我等の生涯の最良の年 The Best Years of Our Lives

3人の第二次世界大戦復員兵の人生模様 

古き良きアメリカ ハリウッド黄金時代

大河ドラマ、連続テレビ小説風 3時間近くある長編

いかにも脚本でクサい展開だが、完成度は高く実によく出来ている

戦争の傷跡らしいPTSD、両手が義手などの暗く重い要素も節度があり趣味がいい

一般社会に袖にされる復員兵という立場は「ランボー」にも近い、かもしれない

ペギー役のテレサ・ライトがトランスジェンダー?のエリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)に似ている、気がした

⭐7/10

John Henry and the Inky-Poo

独特な色合いのアニメ
上半身が異様にたくましいジョン・ヘンリー
「脳筋」そのままのキャラ

カニエ・ウエストみたいな顔したお仲間がいた

⭐6/10

The Story of Menstruation

ディズニーによる生理についての教育映画
勉強になる

⭐7/10

音楽

Route 66"

絶滅した粋な大人のエンタメ
地名を挙げていくのは伝統的らしい
「全米」感が出る

Groovin' High


1945年にこのセンスの良さ、しかも大いに差別されていたであろう黒人の作、
当時のアメリカの真の豊かさに改めて驚愕

アメイジング・グレイス Amazing Grace

ゴスペル版
歌っている The Dixie Hummingbirds は1928年から活動継続中のグループらしい
声のみで構成するすごさ しかし音が悪いのか、どういうハーモニーなのか聞き取りづらくいまいち味わえない…

故本田美奈子も歌っていた

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