1976

映画

タクシードライバー Taxi Driver

タクシードライバー Taxi Driver

監督:マーティン・スコセッシ

ロバート・デ・ニーロ(タクシー🚕・ドライバー)
ハーヴェイ・カイテル(ポン引き・・・死語か)
ジョディ・フォスター(少女売春婦)

良かった

男なら(女もか)誰でも、特にタクシー・ドライバーでなくても
時に感じるであろうせつなさ、自己嫌悪
「わかるよ、その気持ち・・・」と同情したくなる、眠れぬ夜の孤独感

猥雑な都市の夜にねっとりと絡みつくようにロマンティックな
音楽(バーナード・ハーマン)も良かった

デ・ニーロのヘアスタイルも良かった

少女時代のジョディ・フォスターが本当にお人形さんのようにかわいい

⭐10/10

大統領の陰謀 All the President's Men

1976年の作品なので、煽りに煽るスキャンダラスな派手さはないが、
パッと剥がすのではなくパリパリと少しずつ剥いていくような、地道な暴き方が良かった
(劇中人物の一人ディープ・スロートもそうしろと言っていた)

⭐8/10

Quasi at the Quackaderon

サイケデリック風短編アニメ 話はよくわからないが
カラフルな色彩と明るいカントリー調の音楽がよかった

⭐6/10

ネットワーク Network

TVギョーカイもの

インターネットはもちろん、ビデオもまだ普及以前で生放送が圧倒的な影響力を持っていた時代

70年代らしい暗さ

セリフや脚本がいかにも練りに練った感じでウィットが効きすぎていて不自然
アメリカ人は好きだなあこういうの

アメリカのいしだあゆみ、小林麻美 フェイ・ダナウェイ

メディアや時代関係なく「笛を吹く」側よりも誰が「踊る」か民度によって決まると思うので、あまりインパクトは感じられなかった
この手の「瞬間風速」的なものは特に、観る側が成熟すれば一気に評価が下がる

これを薄めて軽くして引き延ばしたのが、後の日本の職業ものトレンディドラマか

⭐6/10 

カサンドラ・クロス The Cassandra Crossing

列車内での感染もの

スターたちのギャラにお金がかかりすぎたのか
ドラマ部は、振動なしのいかにもセットな車内と、指令室っぽいのの
2つしかない

後半の銃撃アクションと、
疾走する列車に並走するヘリの野外映像は
スリルがあって少し盛り上がる

⭐7/10

劇中の橋のモデルになったガラビ橋を作ったのはエッフェル塔で有名なギュスターヴ・エッフェル

UP!メガ・ヴィクセン Up!

監督:ラス・メイヤー

爆乳たっぷりでゲップが出るくらいエロイが
話はつまらない

大量のセリフも空回りっぽい

ビデオ登場以前はこれでたっぷり
金儲けしたんだろうか…
セクスプロイテーション(Sexploitation)
とはよく言ったものだ

⭐5/10

2300年未来への旅 Logan's Run

やけに大きく出た邦題

電子音むき出しの初期シンセのサントラが新鮮
未来都市のミニチュアセットもかわいい

銀河英雄伝説っぽい衣装の主人公 もろに北欧系
シリアスで安定した演技
ヒロイン的な人もスタイル良くコスチュームもセクシー

約2時間の内ちょうど真ん中辺、ずっとインドアで閉塞感に疲れてきたところで野外へ
見事な転換、開放感

しかし話はつまらない 未来への旅というにはこじんまりし過ぎ

⭐6/10

地球に落ちて来た男 The Man Who Fell to Earth

白人の中でも特に白いデヴィッド・ボウイの中性的魅力は確かに異星人ぽいが、
それだけが頼りな感じのSFを装ったアイドル映画
 
だが映像や風景はいかにも70年代で、のんびりまったりなスリルほぼなしの無駄に長いドラマ
 
ボウイさんは、妙に裸のシーンが多く、虚弱なゲイのノリだが、女性ともしっかり絡むのでバイセクシャルか
 

⭐5/10

ジョン・カーペンターの 要塞警察 Assault on Precinct 13

ASSAULT ON PRECINCT 13 - FC2 Video

安定感のある映像で確かな展開

しかし登場人物も少なく映像も行動も恐ろしく地味

状況からするとキャラも雰囲気も異様に落ち着き過ぎていて眠くなった

しかし後のアクションRPGゲームやゾンビ襲撃ものにはよくある設定で後世に与えた影響は大きそうだ

⭐6/10 

原題のPrecinct 13は劇中には出てこない

君よ憤怒の河を渉れ

高倉健 中野良子

健さんはいつも通りの貫禄
原田芳雄はまさに好敵手、主役を食っているところもある存在感
ラスボスがいまいちショボい

気持ちよく飛ぶセスナや夜の繁華街を疾走する馬、など邦画にしてはアクションが中々充実

昭和らしい暗さのなか、音楽だけが妙にほのぼのとして浮いていて笑える

2時間半の長編だが、撮影や編集がいいのか、テンポがよくダレない

⭐7/10

音楽

ブリージン Breezin'

ジャズといえば、酒、タバコ、垂れ流しのアドリブというイメージがあるが、
これはそれらと真逆の夏の浜辺のように健康的で軽快で楽しい

Breezin' - George Benson studio version - YouTube
↑ 
♪テレレレレレレレッレー♪ 一度聴いたら忘れられない名リフ
フルートが確かにそよ風

george benson this masquerade - YouTube
↑シンクロするギターとボーカル

George Benson - Affirmation 1976 (Original Studio Version) - YouTube

↑まるっきり昭和のFMのBGM 天気予報、交通情報が聞こえてきそう

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