1935

マルクス兄弟オペラは踊る A Night at the Opera
東京の宿

マルクス兄弟オペラは踊る A Night at the Opera

原題がクイーンのアルバムで同じのがある

当時としては超大作だと思われ、いろいろ詰め込んである
音楽は本格的だった ドタバタの場面はまるっきり日本の昭和のコント
体を張ったサーカス的なアクションが楽しい

6/10

ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」

Schaste

ソヴィエト製モノクロ・サイレント社会風刺ドラマ
Schaste = happiness = 幸福らしいが日本語の情報が見当たらない

わかりやすい大げさな演技でドタバタしていてコミカルで楽しい
ムードもカラッとしている

さりげなく使われる初期の特撮技術に感動

7/10

意志の勝利 Triumph des Willens

監督、脚本、制作:レニ・リーフェンシュタール

ド直球なナチスのプロパガンダ

起承転結もなくひたすら見せつけ、ひけらかし 
有無を言わせず強引に具現化された感じのお花畑な理想

「パレードや式典にかかる時間や労力を他に回した方が…」
とはとても言い出せそうにない全体主義 The show must go on

興奮しきって自分の演説に満足し思わずニッコリのヒトラーさん
やっぱり「意志の勝利」だと思ったのだろうか、この時点では…

5/10

1935年からドイツの全ての学校で視聴必修とされた

ヒトラーはこの映画を「我々の活動の美と力の比類なき栄光」と称賛した

東京の宿 

監督:小津安二郎

モノクロ、サイレント

男の子2人連れた職探し中の父ちゃんの苦労話

あまり東京も宿も関係なかった 

当時のガランとしてだだっ広い風景が清々しい

子供たちがかわいく演技もうまい 紅一点的な女優(岡田嘉子)もきれい

お話は、小津氏らしい温かみがありつつ切ないが、テンプレ的

結末も、あまりに他人事というか教育的な感じで白け気味

6/10

喜八:「人間なんて何にも知らねえ子供の時が一番だね」

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