理由なき反抗 Rebel Without a Cause
エデンの東 East of Eden
戦後「大人か子供」に加えて登場した「若者、青年」という層の動きをいち早く捉え
ドラマ化したジェームス・ディーンの数少ない代表作のひとつ
⭐7/10
かすかに市原悦子を感じさせる主演女優(ジェーン・ワイマン)の演技が繊細でうまい それほど美人ではないところが生々しい
街並み、車、ファッション、すべてがカラフルでおしゃれ 全編もれなくピンナップ
女性が頭にスカーフを巻く、これは廃れたらしい
クリスマスプレゼントに当時普及しつつあったらしいテレビ ブラウン管の奥行きのあるタイプ
絵に描いたようなメロドラマ、あざとすぎるハーレクインロマンスなのだが、作品としてのクオリティは最上級
ニヤニヤしつつも感心、感動してしまう
⭐8/10
濃い目の音楽がずっと鳴りっぱなしでうるさい
ラストの長いジャズは楽しいけど
お話もありきたり
⭐6/10
音楽が華やか、軽やかでいい
イソップ童話のような教訓を感じるストーリー
⭐6/10
浮雲
音も、1955年で既にステレオで、クラシックにありがちな余計なアンビエンス、残響がなく乾いた音で、隅々までよく聞こえる
テンポの速い舞曲のところもアンサンブルがしっかりしていてノリがある
表情付けとは別なところでテンポが揺れすぎるのだけが惜しい
辻褄が合わなくなってごり押ししてるところが多少ある
こういう「いかにもコード進行」みたいな曲は飽和状態で
サンプリングの素材にもあまり合わず消え去ったか
歌はしかしさすがにうまい 最後のハモリも美しい
先駆者でヒットさせて歴史に残したというのはやはりすごい
ここにも Ain't が 黒人専用なのだろうか?
今でこそリズム・アンド・ブルースの伝説的な存在だが
デビュー当時はチェックのジャケットに蝶ネクタイのおぼっちゃま風で
良い意味でインチキ臭くていい
曲もとことんシンプルのアイデア一発勝負で大ヒットという健康さ、豊かなアメリカ1950年代
パターンは一定で、サビはメロディ、それ以外はラップ風というのは、今のヒップホップにもつながる伝統を感じる
こういうスタイルが生まれ、流行り、歴史になるという過程を思うと感動する
女の子たち(スー、デイジー)とエンジョイしてる歌詞だが本人はゲイ
ウォッボッマルモッパロンボンボン! ←口ドラムらしい
エデンの東 East of Eden
理由なき反抗 Rebel Without a Cause
ナタリー・ウッド戦後「大人か子供」に加えて登場した「若者、青年」という層の動きをいち早く捉え
ドラマ化したジェームス・ディーンの数少ない代表作のひとつ
⭐7/10
エデンの東 East of Eden
監督🎥・製作:エリア・カザン
原作:ジョン・スタインベック(大元は聖書)
まさに伝説、といった感じのジェームス・ディーンの代表作のひとつ
悩める青春期、ちょっとひねくれた斜にかまえた青年、を演じさせたら
右に出るものはいない、というか本人がそのままそうだったという、
実に稀有な例
もう一本の代表作である「理由なき反抗」も、
同じ1955年の作品で、雰囲気や髪型など、ほとんど変わらない
原作者のスタインベックもディーンを絶賛したらしい
「エデンの西」という本があり「東のエデン」というアニメがある
国鉄民営化時のJRの愛称が「E電」
狩人の夜 The Night of the Hunter
ロバート・ミッチャム演じるサイコパス伝道師が主役の前半は、確かに「狩人の夜」
狩られるのが女、子供で、今では映画としては考えられないほど男尊女卑的
児童に対する暴力、暴言もあって怖い
一方、リリアン・ギッシュ演じるクーパー夫人が登場してからは、徐々にダークサイドから抜け出すように前向きに雰囲気が変わっていく
昼の牧歌的な田園風景と詩的なところもある夜の闇との対比も印象的で、ミュージカル風に音楽も力が入っており、不思議な雰囲気の映画だった
⭐7/10
天はすべて許し給う All That Heaven Allows
ゲイでエイズで死んだロック・ハドソン ケーリー・グラントとシルベスター・スタローンを足して2で割ったようなハンサムかすかに市原悦子を感じさせる主演女優(ジェーン・ワイマン)の演技が繊細でうまい それほど美人ではないところが生々しい
街並み、車、ファッション、すべてがカラフルでおしゃれ 全編もれなくピンナップ
女性が頭にスカーフを巻く、これは廃れたらしい
クリスマスプレゼントに当時普及しつつあったらしいテレビ ブラウン管の奥行きのあるタイプ
絵に描いたようなメロドラマ、あざとすぎるハーレクインロマンスなのだが、作品としてのクオリティは最上級
ニヤニヤしつつも感心、感動してしまう
⭐8/10
恐怖の足跡 ビギニング<未> Dementia
雰囲気はいいがあまり怖くない濃い目の音楽がずっと鳴りっぱなしでうるさい
ラストの長いジャズは楽しいけど
お話もありきたり
⭐6/10
魅惑の蛙 One Froggy Evening
シルクハットにステッキでミュージカル風に歌うカエル 確かに魅惑的音楽が華やか、軽やかでいい
イソップ童話のような教訓を感じるストーリー
⭐6/10
スティーヴン・スピルバーグはこれを「最も完璧なカートゥーン」と評した
浮雲
監督:成瀬巳喜男
原作:林芙美子
高峰秀子さんの腹に力がこもってない発音が、妙に色っぽく懐かしい
⭐7/10
野菊の如き君なりき
監督:木下恵介
原作:伊藤左千夫
「まつひとも、待たるる人も、かぎりなき、思ひ忍ばむ、北の秋風に」
絵に描いたような恋愛悲劇
重苦しい明治の人間関係
それを慰めるようにさわやかでやさしい自然の風景
主人公の少年の柔らかい口調にも救われた
淡々とした描写、音楽で純度の高まった哀愁に
思わずもらひ泣き
⭐7/10
ダフニスとクロエ (ラヴェル) Ravel: Daphnis et Chloe
これはすごい 曲、演奏ともに素晴らしい 特にコーラスが超ハイテクニックで完璧に近い音も、1955年で既にステレオで、クラシックにありがちな余計なアンビエンス、残響がなく乾いた音で、隅々までよく聞こえる
テンポの速い舞曲のところもアンサンブルがしっかりしていてノリがある
表情付けとは別なところでテンポが揺れすぎるのだけが惜しい
辻褄が合わなくなってごり押ししてるところが多少ある
オンリー・ユー Only You
作曲:バック・ラムこういう「いかにもコード進行」みたいな曲は飽和状態で
サンプリングの素材にもあまり合わず消え去ったか
歌はしかしさすがにうまい 最後のハモリも美しい
Ain't That a Shame
ヤマハやカシオのキーボードのプリセットに入ってそうなリズム・パターンだが、先駆者でヒットさせて歴史に残したというのはやはりすごい
ここにも Ain't が 黒人専用なのだろうか?
"Bo Diddley"/ "I'm a Man"
曲名とアーティスト名が同じというのは珍しい今でこそリズム・アンド・ブルースの伝説的な存在だが
デビュー当時はチェックのジャケットに蝶ネクタイのおぼっちゃま風で
良い意味でインチキ臭くていい
曲もとことんシンプルのアイデア一発勝負で大ヒットという健康さ、豊かなアメリカ1950年代
"Maybellene"
車に女の子、という日常的な歌詞、皆の憧れだった頃の真に豊かなアメリカ1950年代パターンは一定で、サビはメロディ、それ以外はラップ風というのは、今のヒップホップにもつながる伝統を感じる
Tutti Frutti
ロックンロールの元祖のひとつこういうスタイルが生まれ、流行り、歴史になるという過程を思うと感動する
女の子たち(スー、デイジー)とエンジョイしてる歌詞だが本人はゲイ
ウォッボッマルモッパロンボンボン! ←口ドラムらしい
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