1975

映画

県警対組織暴力

ローラーボール Rollerball

製作者の表現したい内容にデザインや映像がまだついていけなかった様子

肝心のローラーボールのゲームも基本設定から大失敗っぽくて
盛り上がらない

とってつけたような近未来、ディストピア要素

多用されるクラシックの名曲の無駄遣い

ニッポンのイタい描写 トキオ!ガンバレ!

天然パーマのぼやけたベン・アフレックみたいな主人公の人も魅力がない

⭐4/10

サンシャイン・ボーイズ<未> The Sunshine Boys

脚本:ニール・サイモン

ウォルター・マッソー(ツッコミ)
ジョージ・バーンズ(ボケ)

ほのぼのとしたコメディ

高齢化社会の今の日本にピッタリの作品

お年寄りのコメディアンが主役なので、「ボケ」の役割に重みがある

⭐7/10

狼たちの午後 Dog Day Afternoon

タイトルが「狼たちの午後 DOG DAY AFTERNOON」で、主演がアル・パチーノ、と来たら、
やはり重くてシリアスなハードボイルドものかと予想をしてみたら・・・
良い意味で裏切られた

3人組が銀行強盗を決行するが、一人がビビって棄権する
そのまま遂行するが金庫の中にはほんのわずか、雀の涙のお金しか残っていない
・・と言う具合に、葬式の最中に笑いをこらえるような妙な緊張感があるストーリー

実際にあった事件が素材らしい

オープニングを除いて
サウンドトラック、BGMがない

⭐8/10

カッコーの巣の上で One Flew Over the Cuckoo's Nest

ジャック・ニコルソン主演の人間ドラマ
最近ではめっきり、ほとんど見かけなくなった素直な感動もの
のはずだが、モラルが今とは微妙に違う気がして、称賛していいのかちょっと迷う
「24時間テレビ」などに関してモヤモヤしたものを感じるがそれと同じく

ロボトミーの恐怖・・・

温かい音楽

⭐8/10

少年と犬 A Boy and His Dog

A Boy and His Dog (1975 Movie) HD

北斗の拳、アキラ的な荒地が舞台のほのぼのSF
犬とテレパシーで会話する少年

マイアミバイスのドン・ジョンソンが若い
白人版キムタク風の美青年

ドラマは行き当たりばったりでつまらないが、明るくのびのびした
雰囲気がよかった

⭐6/10

マッドマックスに影響を与えた

2024年の設定

ドールマイト Dolemite

Dolemite (1975) | Full Movie

イマイチな元祖ブラザーもの

あえて外しているのか、
真面目に演じても結果が伴わずおかしいのか、区別しにくいコメディだが
残念ながら後者らしい

その可笑しさも短編のコントならともかく、長編の映画だと
間が持たず冷めてしまい、素人臭さだけが際立つ

役者たちのキャラも立たず、ベタな脚本も迷走気味

腰が引けてオロオロし気味なアクションシーンだけは楽しい

⭐5/10

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル Monty Python and the Holy Grail 

いかにもブリチッシュな、ギャグかシリアスかはっきりしない微妙な雰囲気

寒々として荒涼たる自然、本格的なコスチューム、音楽もいい

プチ社会批判などのハイセンスなギャグは時代が変わると全く笑えなかったりするが、これはどうか?

初期の単純な特撮が逆に新鮮でかっこいい

⭐8/10

ピクニックatハンギング・ロック Picnic at Hanging Rock

天使のような白いヒラヒラドレスの少女たちがオカルトチックな岩山でピクニック
これはそそられる設定 プログレ風の音楽で妖しいムードも高まる

だが、その中の特に美少女は早々に姿を消してそれっきり
あとは失速してダラダラ、グジグジと思わせぶりで暗く、ミステリーも
ドラマも中途半端で盛り上がらず

⭐6/10

Zerkalo

監督:アンドレイ・タルコフスキー

ロシアの風景が美しい しっとりとしたアナログ映像

メリル・ストリープ風の女優、元祖貞子みたいな場面あり

この種の作風は「独りよがり」なのか「媚びていない」のか、評価の基準がもはやわからない

畑の作物がそよぐ場面はヘリコプター2台のローターを回して風を起こした

⭐7/10

王になろうとした男 The Man Who Would Be King

 
主演: ショーン・コネリー、マイケル・ケイン
 
いいコンビ 中年以降だと思うが二人とも良く通る張りのある声で若々しい
 
タイトル通りの内容だが、コメディ寄りでのびのびとして明るい 
 
話は、よその文明にズカズカ乗り込む 典型的おせっかい白人で大味
ワイドな画面をいかした雄大な自然の光景はよかった
 
⭐7/10

1882年から1885年の設定 

ロクサーヌを演じたのはマイケル・ケインの奥さん(シャキーラ・ケイン)
 
ビリー・フィッシュ「彼は君たちが神なのか知りたがっている」
ピーチ・カーネハン「神ではく英国人、次善の存在だ」

Think of Me First as a Person

My Favorite Child part 1 - YouTube

My Favorite Child part 2 - YouTube

ダウン症の男性の短編ドキュメンタリー
映像作品としては無数にありそうな気がするが、どこが特別に評価されたのか…

⭐6/10

県警対組織暴力

監督:深作欣二
出演:菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹

平成、令和では出せない昭和の重くシリアスなムードがいい
しっとりと暗めなフィルム画質もこのジャンルにはふさわしい

「朝日ソーラーじゃけん」な文太氏の無理に押し出すような広島弁は喉を傷めそう 

元々なれあっている少人数の人間ドラマが基本で、あまり組織的対決感はない
世の中単純に白黒はっきりとは行かない、グレーゾーンやむなしというオトナの姿勢

⭐7/10

音楽

Shining Star

黒人テイストが濃厚ながらもキャッチーで親しみやすい
バンド、生演奏の魅力の究極

こういうファンキーさも消え去ったなあ…

Mothership Connection

黒人らしい脱力したユーモアがいい
左右に男女できれいに分かれたP.Funk のサビが美しい
これぞファンク、というベース

人月の神話 The Mythical Man-Month

なんだこの邦題は?

ほとんど理解できなかった…
実際のプロジェクト管理にはほぼ関係ない、気がする

IT系もグーグル、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなどで勝負がすでに決まっているような気がするが、
まだ新たな展開が可能なのだろうか?

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