1933

透明人間 The Invisible Man
君と別れて
キング・コング King Kong

透明人間 The Invisible Man

誰もが夢見る「透明になってやりたい放題」をフィクションながら実現という
原作H・G・ウエルズの基本アイデアがやはり魅力的すぎる

この映画でのインビジブルマンご本人はブロンドの彼女ありの
超イケメンマッドサイエンティスト

ジャンルとしてはSF、ホラーらしいが
なんとなくコミカルでテンポが速くて気楽に見られる

透明状態でのいたずら特撮は完全に昭和のコント
シリアス演技な共演者たちとの対比がおもしろい

⭐8/10

包帯を解いていく場面は、役者が体を黒いベルベットで覆い、黒いベルベットの前で撮影した

キング・コング King Kong

元祖キングコング
当時の超大作  ヒトラーのお気に入り映画だったとされる

開始後47分コング様ご登場 咆哮+オーケストラ音楽(マックス・スタイナー)でなかなか迫力がある

コングだけ背景に比べて半分くらいのフレームレートのようなカクカクした動き

恐竜まで登場 いきなり敵とみなし攻撃する白人

ブロンドのヒロイン 服は破れ水も滴るイイ女に お約束のキャーキャー悲鳴もご苦労様

ニューヨークまで来て大暴れ 

数回リメイクされた

「Kong」はデンマーク語で「王」の意。英語の「King」に同じ。
⭐10/10

四十二番街 42nd Street

おしゃれで上品 
昔の少女マンガのような美男美女ばかり
一時代のエッセンスを濃縮したようなファッション、メイク

タップダンスの練習、リハーサルの場面で、この頃はまだスポーツ用の服、靴がなかったらしく
普通の格好で汗だくで踊っている

ひとつのショーにまつわる様々な年齢、立場、性格の男女の人間ドラマが
徐々に展開していく見せ方がうまい
重い場面もあっさり流して軽やかに

人海戦術、マスゲームなフィナーレはゴージャスでブラボー
 

⭐9/10

Snow-White


黒いミニスカドレス、ヒールでムチムチ太ももの、カワイーセクシーな
ベティ・ブープ版の「白雪姫」

明るく楽しい 
キャブ・キャロウェイの歌も悲しげなブルースなのにべたつかず、
アニメのダンスも1933年発表という時の流れを全く感じさせないほどノリがいい

⭐10/10

三匹の子ぶた Three Little Pigs

1933年にこのカラフルな明るさ さすがディズニー

アニメと同期する軽快な音楽が匠の技、ラップのように語呂がいい歌唱もかっこいい
「狼なんかこわくない」のオリジナルはこれ・・・か?

豚が主人公で、壁に「父」と題されたソーセージの絵、というブラックジョーク

⭐10/10

港の日本娘

『港の日本娘』(1933年)無声映画 - YouTube

昭和8年の作

タイトルと着物以外日本情緒はほぼなく横浜、長崎、神戸とハイカラでモダーン 

役者たちも、ハーフなのかもしれないが、スタイルのいい美男美女多数

重く切ない話だが、展開が自然で演技も皆良くて中々面白い

すったもんだがありつつも前向きでいい後味

8/10

恋の花咲く 伊豆の踊子 

The Dancing Girl of Izu / The Izu Dancer / 伊豆の踊子 (1933) (EN) - YouTube

原作:川端康成 

昭和8年の作  

東京の学生さんと旅する踊り子の素朴な恋 胸キュン💓旅情 

雰囲気も明るく演技も自然でいい

女性の着物姿はやはり髪型も込みで考えないと決まらないというのがよくわかる

込み入った会話の部分が、映像→字幕で頻繁に交代して追うのが大変

⭐6/10

君と別れて

監督、原作、脚色:成瀬巳喜男

モノクロ、サイレント

芸者母子家庭の息子がぐれ始め、気を遣う同僚芸者

宮崎あおい似の芸者と布施博似の息子 恋愛未満の切なく甘酸っぱいふれあい

設定を現代にしてもリメイクできそうな胸キュン💓ドラマ

7/10

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