1943

誰が為に鐘は鳴る For Whom the Bell Tolls

ヘミングウェイ存命中の映画化
原作は未読で、時代背景もよく知らなかったが、愛、スリル、サスペンスがあって楽しかった

疑惑の影 Shadow of a Doubt

昭和の日本のワイドショー的なタイトル 疑惑の銃弾 ではなく 影

ヒッチコック自身のお気に入りのモノクロ時代の傑作
当時のアメリカの風景が素敵

少女とおじさんが同じ名前

アンクル・チャーリーを演じるジョセフ・コットンが白黒によく映える
あまり「疑惑の影」のような謎めいた感じはなかったけど

8/10

「メリー・ウィドウ」のワルツ

ほら男爵の冒険 Münchhausen

本格18世紀ヨーロッパ時代劇ファンタジーコメディ

豪華絢爛ギンギラギンマジコスプレ超大作

ナチ政権下で、原作者の本は禁書扱いされたりしていた中での製作、にしては普通に伸び伸びとして明るい

主役の人が少し高齢過ぎで冷めた眼をしてあまりほららしくなかった

カリオストロ Count Cagliostro というキャラが登場

初期の素朴な特撮がかわいい
 
⭐7/10

Meshes of the Afternoon

モノクロ サイレント

Wikipediaに日本語のページなし

1943年の作とは思えないほどオシャレ、ポップなセンス ゴシック、耽美、デカダンス
アート系は独りよがりになりがちだが、これは魅力的だった

モノクロの美、このまま音楽は何を当ててもMTVなどで使えそう
主演の人はケイト・ブッシュ風
宮崎駿の「千と千尋の神隠し」のカオナシみたいなのが出てくる

7/10

ピアノ協奏曲第1番 (チャイコフスキー) Tchaikovsky: Concerto No. 1 in B-Flat Minor Op. 23 for piano and orchestra

Pウラディミール・ホロヴィッツ 指揮アルトゥーロ・トスカニーニ 1941年録音

名曲、名演奏だがモノラル

クラシックのロマン派のなかでもこれは特濃
食べ物でいえば塩分過多、コレステロールたっぷりみたいなもの
「ピアノ買取」が盛んで廃れたのも納得

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