1963

映画

大脱走 The Great Escape
シャレード Charade
北京の55日 55 Days at Peking

大脱走 The Great Escape

大作だが、やはり現在からするとかなり地味
バイクのアクションが楽しいけど、一番の見せ場のバリケード越えがかなりのロングショットで遠い

昔の乗り物はサスペンションのバネが柔らかそう、に見える

大脱走マーチ

キレイに、デザインされた泥臭さ 広々としてそれなりに快適そうな収容所

⭐7/10

シャレード Charade 

Charade (1963) Cary Grant & Audrey Hepburn | Mystery, Romance, Thriller - YouTube

Charade (1963) | Remastered in 4K! | Cary Grant, Audrey Hepburn | Comedy | Best Version on YouTube - YouTube

Cary Grant And Audrey Hepburn In HD | Charade (1963) | Universal Pictures Full Classic Movie - YouTube

監督:ジョージ・スティーヴンス
音楽:ヘンリー・マンシー二

パブリック・ドメイン

オードリー・ヘップバーン、ケイリー・グラント(主役のペア)

小奇麗で、女性主体で、バイオレンスがない

明るく軽いヒッチコック作品みたいで
気楽に見られる

北京の55日 55 Days at Peking

Beijingとの違いはなんだ?

途中に休憩まで入る、いかにもハリウッドな古典的超大作 

基本的なトーンがとにかく明るい

もちろんデジタル処理なしの中国の壮大な映像(スペインで撮影)が強力で、
人間ドラマや史実はあまり頭に入ってこない

柴五郎を演じた伊丹一三(伊丹十三)がかっこいい

ラストに甘く歌い上げるアンディ・ウィリアムズのテーマ曲
完全に死に絶えたジャンルか

⭐7/10

アメリカ アメリカ America, America

風景、人物、衣装、音楽・・・実にエキゾチック、しかし会話は英語

監督、製作、脚本のエリア・カザンが長々と親族の伝記を映像で語る
進行にメリハリがなく眠い
主人公が味わう苦難もRPGのイベントのように「これ、次これ、はい次・・・」とあっさりと並列

馬に比べるとかなり体の小さいロバが荷物や人をしっかり運んでるのに感心

主人公の黒髪が、日本人にはないふんわりしたうねりがあって素敵

⭐6/10

監督・脚本;フェデリコ・フェリーニ
音楽:ニーノ・ロータ

マルチェロ・マストロヤンニ(映画監督)
アヌーク・エーメ(その妻)
クラウディア・カルディナーレ(クラウディア)

はちとにぶんのいち?

行き詰まりを感じている映画監督の、魂の彷徨、女達との触れ合い
…フェリーニの自伝的な作品

無限の解釈が出来そうでもあり、「わけわからん」「一人よがり」で
終わりそうでもあり…

だがこの作品はよかったと、特に最初と最後はすごい、と

現代の閉塞感とそこからの逃避願望を象徴したようなオープニングから
ラストの、ノスタルジックな開放感溢れるフェスティバル的な場面への展開
国や人種や時代を超えた甘酸っぱい感動

⭐9/10

鬼火 Le feu follet

監督、脚本:ルイ・マル

まだ移民は見当たらない白人天下、意識高い系の憧れだった頃のフランス、パリ

ファッション、街並み、車、様々なモノ、アイテムが
ひたすらオシャレで上品
とどめにエリック・サティの音楽がモノクロ映像に映えまくる

主演の人も健康そうで、タイトルから連想される深刻さはなく楽に見られた

⭐7/10

武士道残酷物語

とことん重く、暗く、救いがない本格的時代劇、大河ドラマ
真冬に夜、外で雨の中かき氷を食べさせられてるような寒々とした雰囲気

女性がお歯黒

徹底した滅私、思考停止状態で奉公マシンと化する侍
この伝統は脈々と受け継がれているらしい 怖い

主役の中村錦之助の演技が緻密ですごい 

⭐7/10

天国と地獄

あのにぎやかな序曲を思い出してしまう

黒澤・三船 現代劇
過激な描写が全くないのに緊張感がある
昭和の風景がモノクロ真空パック

英語のタイトルは High and Low 昔↑THE HIGH-LOWS↓というバンドがいた 新興宗教に「入ろう」が由来だと聞いたかほんとかどうか・・・

⭐10/10

列車の場面のほとんどが実際に新幹線こだまの中で撮影された
エキストラの大半が乗客

横浜でもロケ撮影

アメリカでは1963年11月、ケネディ大統領が暗殺された週に公開された

にっぽん昆虫記

he Insect Woman : Shohei Imamura : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

昆虫とは失礼な、普通にタフでやり手の女性の大正から昭和半ばまでへの半生記 

 細かいエピソード積み重ねで構成 急ぎ足のハイライト、ダイジェスト風 

どこかで見てきたような生々しいリアリズムだがオリジナル脚本

この系統は自分が地縛霊、覗き魔になった気にさせられるが、これはユーモアや温かみがあって助かった

⭐6/10

ザプルーダー・フィルム Zapruder Film of Kennedy Assassination

白昼堂々、衆人環視のなかでの惨劇
のけぞる大統領、飛び散る脳、恐ろしや・・・

綿密に計画された陰謀なのか、狂人の突発的な犯行なのか
いずれにせよ狙撃犯のスナイパーとしての腕はかなりのもか

映像としては、8ミリフィルムの画質の悪さやノイズが不気味で、歴史的な時間の重みを感じる

⭐10/10

"I Have a Dream" speech

「アメリカのブラザーたちは自分の意見をまくしたてるばかりで人の話を聞かない
ので政治が成り立たない」と、どこかで読んだ

このキング先生やマルコムXなどの活動も、黒人全体の政治の
盛り上がりにはならなかった

オバマは白人とのハーフらしいから少し違う

期待されている黒人らしさを開き直って演じているラッパーたちが
大金を稼いでいるという現実

ワシントンや演説という真っ白なアイテムの舞台に少しマーキングをした、という程度か

音楽

Live at the Apollo

サンプリング垂れ流しではない人力リピートによるトランス
カラオケでは歌えなそうなボーカルが熱い
ノリノリソウル この系統も絶えたか

アポロ・シアターは健在らしい

"Be My Baby"


「昔は良かった…」とノスタルジーに浸れる
ジュークボックスやトランジスタラジオで聴いてみたい

アクト・ナチュラリー Act Naturally

ビートルズのカバーを先に聞いた

ほのぼの、朗らかで健康的
陽気なお調子者的な明るい歌詞
この系統も死に絶えたか

同タイトルの映画がある

イパネマの娘 "The Girl from Ipanema"

オシャレで温かい

ボサノバはラジオやテレビのBGMとして馴染みがありすぎて、どうしても「ハイッ!続いて交通情報です」みたいなアナウンスを期待してしまう

「魔法少女ちゅうかないぱねま!」というドラマがあった

最初はビジョン (vision)の誤記かと思った

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