1942

軍旗の下に In Which We Serve

カサブランカ Casablanca

ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン

ネット、ケータイの現在では全く成り立たなそうなロマン 
オトナの恋愛

⭐7/10

当時のナチスドイツを脱出してきたユダヤ人がナチスを演じた

女性No.1 Woman of the Year

スペンサー・トレイシー、キャサリン・ヘプバーン(カップル)

現在にもありそうな、いわゆるセレブでキャリア・ウーマンな女性と普通の男の、恋愛、結婚
を描いたロマンチック・コメディ 今と違う点は、男がかなりゴツイおっさん

「女性」が慣れない家事、料理をして手間取り、「私には出来ないわ!」と嘆くシーンがあったが、
現在では嘆きもせず、「家事を女性に押し付けるのは性差別」だとして脚本にも登場しないだろう
時代の変化を感じさせられるところだった

キャサリン・ヘップバーンがマネキンかレプリカントの様な美しさ
しかし声、口調が・・・ドラ猫

⭐5/10

軍旗の下に In Which We Serve

イギリスの駆逐艦トーリンの乗組員たちの物語

1942年、第二次世界大戦中の作なら明るく勇ましい戦意国威発揚ものかと思いきや、正反対の暗く重いシリアスで反戦的作風、しかも海軍の協力で…当時の英国も懐が深い

平和な市民社会での女子供との触れ合いの回想、男だけの海戦の現場での死闘、というはっきり対照的な場面が交互に進む

モノクロで見る海面は黒く不穏なムードが高まる

⭐7/10

アニキ・ボボ  Aniki Bóbó

日本語の兄貴とは関係ないらしい
アニキ・べべ、アニキ・ボボ…とわらべ歌風

ちびっ子たちがかわいいが、大人の考える子供らしさ
教育番組のように話や演技がわざとらしい

ポルトガルの都市ポルトが舞台
港町らしく、開放的な欧州情緒があって素敵

⭐7/10

Tulips Shall Grow

第二次世界大戦時のナチに対するオランダの抵抗を支持するアニメ
らしいが、すごいセンスだ

絵なのかミニチュアのストップモーションなのかわからないが、今のピクサーやスタジオジブリなどにも
引けを取らないレベルだと思う

錆びたような色彩、糸くずのようなノイズさえも、レトロ風味のためにあえてデジタル処理してある
ように見える不意のアート

⭐10/10

Jam Session

音と映像は無関係らしい
カメラ目線でスマイルのオシャレさん達

やっぱり黒人はすごい
またこれだけスゴイものが一時期の流行としてきれいさっぱり消え去ってしまうアメリカの消費力、アップデート能力も凄い

当時日本では敵性音楽として禁止されていたのだろうか

⭐8/10

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