1952

映画

真昼の決闘 High Noon

真昼の決闘 High Noon

典型的な西部劇
朝から話が始まって、実際の時間通りに進行し
「真昼の決闘」に至る、という工夫がしてある

姐さんがいいガタイをした若い男に言う。
「あんたはかっこいいね。肩幅も広い。でも本当の男になるにはそれだけじゃ足りないんだよ」
こんなセリフは今では言いも聞きもしないだろう。たとえ映画の中でも・・・

⭐3/10

主演のゲイリー・クーパーは当時50歳、妻を演じたグレース・ケリーは21歳

ゲイリー・クーパーは、ほぼノーメイク

ビル・クリントンお気に入りの映画で、合衆国大統領就任中に17回見た

へんてこなオペラ Magical Maestro

100%アメリカン・テイストな短編カートゥーン
オペラといっても、いろいろなジャンルの音楽がリミックスのように次々登場 
スピード感があり、切れがいい
フィルム・ノイズまでがギャグの一部だというのには一本取られた

⭐10/10

Duck and Cover

Duck and Cover (1080p) (Remastered) - YouTube

亀のほのぼのアニメかと思ったら、核爆弾からいかに身を守るかという大真面目な教育映画だった
昭和のNHK教育的
とにかく「伏せて覆え」

テロ対策のこういう映画を見たい

⭐6/10

Trance and Dance in Bali

バリ島のダンスとトランス

昭和の頃、意識高い人たちの間で流行ったバリ島
ホットな風景にクールな音楽

画質の悪さが逆に神秘的

日本でいう歌舞伎か、獅子舞っぽいのも出てくる
バレエのように集団、ソロとあるがすり足なところがアジアらしい

生きる

生㌔ 生きる

胃ガンで余命わずかと知った初老の男性(志村喬)が、
真に「生きる」ことを実践しようとする物語

今だと、この組み合わせ(中年男性と若い女性)なら、
セックス、不倫関係に話が行きそうだが
そうならないところに1952年作という時代を感じた

かなりエピソードが詰め込んであって
クサいところもあったけど、黒澤明らしい、こってりとした濃さだった

一瞬だが、エレベーターで上昇するシーンで、なぜか
テクノ、サイバーパンクなクールさを感じた

テレビドラマでリメイクされた

⭐10/10

「酔いどれ天使」から「赤ひげ」までで唯一三船敏郎が出ていない黒澤映画

稲妻

監督:成瀬巳喜男

女性原作(林芙美子)らしい人間関係主体のドラマ
タイトルから連想される雰囲気は全くない

今とは完全に別世界の東京

高峰秀子さんのかわいらしくも風格のある存在感、これぞ女優

わかりやすい起承転結は特にないが、すったもんだがありつつも「終わりよければ…」的な前向きでいい後味

⭐7/10

お茶漬の味

Flavor Of Green Tea Over Rice (1952) HD Full Length Movie - Dir. by Yasujirō Ozu (Ochazuke no aji) - YouTube

Flavor of Green Tea Over Rice / Ochazuke no aji (1952, Yasujiro Ozu) (English subtitles) - YouTube

脚本、監督:小津安二郎

奥様がツンケンし過ぎだが、それ以外はまったりおだやか

加勢大周みたいな鶴田浩二

それほど棒読みじゃなくレゲエミュージシャン風の笠智衆

温泉 野球観戦 歌舞伎鑑賞 パチンコ 競輪 ラーメン

7/10

音楽

ベートーヴェン: Quartets for Strings

クラシック音楽の最もピュアな形のひとつともいえる弦楽四重奏
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ…弓で擦るのも指で弾くのも柔軟性、弾力性があってニュアンス豊富で上品で
聴いていて癒される 寒い冬にピッタリ

ショパン Chopin: 14 Waltzes

普通にいい演奏 実は中村絋子でしたと言われてもわからなそう

"Polonaise in A Major" ("Polonaise militaire"), Op. 40, No. 1, by Frédéric Chopin

いわゆる軍隊ポロネーズ

普通に上手な演奏
特別に良いとも思えないが、やっぱりルービンシュタインさんは
ユダヤ人だから…おっと

Polonaises, Op.40 (Chopin, Frédéric) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music:

大地の歌 Gustav Mahler: Das Lied von der Erde

名演だがモノラル音声

ロマン派の極みな大げささ、事大主義 

男声ソロの部分が特にいい 女声は少し固い
全体的に長大過ぎて曖昧模糊としていて、まあマーラーらしいというか

中国の春を感じさせる「青春について」は大昔にテレビCMで聞いたような

Das Lied von der Erde (Mahler, Gustav) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

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