映画
真昼の決闘 High Noon真昼の決闘 High Noon
典型的な西部劇朝から話が始まって、実際の時間通りに進行し
「真昼の決闘」に至る、という工夫がしてある
姐さんがいいガタイをした若い男に言う。
「あんたはかっこいいね。肩幅も広い。でも本当の男になるにはそれだけじゃ足りないんだよ」
こんなセリフは今では言いも聞きもしないだろう。たとえ映画の中でも・・・
⭐3/10
主演のゲイリー・クーパーは当時50歳、妻を演じたグレース・ケリーは21歳
ゲイリー・クーパーは、ほぼノーメイク
ビル・クリントンお気に入りの映画で、合衆国大統領就任中に17回見た
へんてこなオペラ Magical Maestro
100%アメリカン・テイストな短編カートゥーンオペラといっても、いろいろなジャンルの音楽がリミックスのように次々登場
スピード感があり、切れがいい
フィルム・ノイズまでがギャグの一部だというのには一本取られた
⭐10/10
Duck and Cover
Duck and Cover (1080p) (Remastered) - YouTube
亀のほのぼのアニメかと思ったら、核爆弾からいかに身を守るかという大真面目な教育映画だった
昭和のNHK教育的
とにかく「伏せて覆え」
テロ対策のこういう映画を見たい
⭐6/10
Trance and Dance in Bali
バリ島のダンスとトランス昭和の頃、意識高い人たちの間で流行ったバリ島
ホットな風景にクールな音楽
画質の悪さが逆に神秘的
日本でいう歌舞伎か、獅子舞っぽいのも出てくる
バレエのように集団、ソロとあるがすり足なところがアジアらしい
生きる
生㌔ 生きる胃ガンで余命わずかと知った初老の男性(志村喬)が、
真に「生きる」ことを実践しようとする物語
今だと、この組み合わせ(中年男性と若い女性)なら、
セックス、不倫関係に話が行きそうだが
そうならないところに1952年作という時代を感じた
かなりエピソードが詰め込んであって
クサいところもあったけど、黒澤明らしい、こってりとした濃さだった
一瞬だが、エレベーターで上昇するシーンで、なぜか
テクノ、サイバーパンクなクールさを感じた
テレビドラマでリメイクされた
⭐10/10
「酔いどれ天使」から「赤ひげ」までで唯一三船敏郎が出ていない黒澤映画
稲妻
監督:成瀬巳喜男女性原作(林芙美子)らしい人間関係主体のドラマ
タイトルから連想される雰囲気は全くない
今とは完全に別世界の東京
高峰秀子さんのかわいらしくも風格のある存在感、これぞ女優
わかりやすい起承転結は特にないが、すったもんだがありつつも「終わりよければ…」的な前向きでいい後味
⭐7/10
お茶漬の味
Flavor of Green Tea Over Rice / Ochazuke no aji (1952, Yasujiro Ozu) (English subtitles) - YouTube
脚本、監督:小津安二郎
奥様がツンケンし過ぎだが、それ以外はまったりおだやか
加勢大周みたいな鶴田浩二
それほど棒読みじゃなくレゲエミュージシャン風の笠智衆
温泉 野球観戦 歌舞伎鑑賞 パチンコ 競輪 ラーメン
7/10
音楽
ベートーヴェン: Quartets for Strings
クラシック音楽の最もピュアな形のひとつともいえる弦楽四重奏ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ…弓で擦るのも指で弾くのも柔軟性、弾力性があってニュアンス豊富で上品で
聴いていて癒される 寒い冬にピッタリ
ショパン Chopin: 14 Waltzes
普通にいい演奏 実は中村絋子でしたと言われてもわからなそう"Polonaise in A Major" ("Polonaise militaire"), Op. 40, No. 1, by Frédéric Chopin
いわゆる軍隊ポロネーズ普通に上手な演奏
特別に良いとも思えないが、やっぱりルービンシュタインさんは
ユダヤ人だから…おっと
Polonaises, Op.40 (Chopin, Frédéric) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music:
大地の歌 Gustav Mahler: Das Lied von der Erde
名演だがモノラル音声ロマン派の極みな大げささ、事大主義
男声ソロの部分が特にいい 女声は少し固い
全体的に長大過ぎて曖昧模糊としていて、まあマーラーらしいというか
中国の春を感じさせる「青春について」は大昔にテレビCMで聞いたような
Das Lied von der Erde (Mahler, Gustav) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music
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