1972

映画

ゴッドファーザー The Godfather
ピンク・フラミンゴ Pink Flamingos
スローターハウス5Slaughterhouse-Five
惑星ソラリス Solyaris
アギーレ/神の怒り Aguirre, der Zorn Gottes
女囚701号 さそり

ゴッドファーザー The Godfather

IMDbのTop250でずーっと上位にいる
力作、大作だとは思うがそれほどのものか?と思ってしまう

日本の戦国武将ものなどでも感じるが、この手の人、組織を大衆が持て囃してどうするつもりなのかさっぱりわからない

イタリア系マフィアの話はたくさんあるが、実際のニュースとしては全く聞かなくなった
根絶させられたのか、合法的なビジネス組織に取り込まれたのか・・・

マーロン・ブランドの声がわりと高めであまり「ドン」らしくない

⭐1/10

ピンク・フラミンゴ Pink Flamingos

R-18

下品でホットなサブカル 
観てて吐きそうになる場面(食糞、鳥殺し)もあるが、こういうオルタナティブな姿勢は嫌いになれない

主人公のゲイは芸風なのか本気なのか知らないが、太い声の口調がハキハキしてて聞いてて気持ちよかった

監督、製作、脚本、撮影のジョン・ウォーターズもゲイらしいが、それも納得の濃さ

singing asshole 歌う尻の穴

⭐6/10

スローターハウス5Slaughterhouse-Five

'Slaughterhouse-Five' - Directed by George Roy Hill - 1972

原作:カート・ヴォネガット

時間を行ったり来たりするが、どのエピソードもつまらない

主演の人がまじめな大人になったマコーレー・カルキン風

 音楽がグレン・グールドだが、バッハをただ流してるだけ

しっかりした演技と、情緒あるドレスデンの風景は良かった

⭐5/10

惑星ソラリス Solyaris

恋する惑星ソラリス
長い スローペース 地味なおじさんばかり

日本の首都高 ゲームのように滑らかな走りの映像

何かを暗示しているのか知らないが、実際の音と映像はまったくつまらない
後半、なにやら哲学的な議論になるが、これも前提が何かわからず途方に暮れる
エンディングもよくわからない

サントラでかかるバッハと、しっとりとした画質と、かすかにムッチリしたロシア美女はよかった

これも「名作をリメイクしなきゃ気が済まないシンドローム」の犠牲者に

モスクワにソラリスというサッカーチームがあるらしい

⭐3/10

原作者は映画を酷評した

「ドン・キホーテ」の引用

雪中の狩人 レンブラント「放蕩息子の帰還」

アギーレ/神の怒り Aguirre, der Zorn Gottes

監督、脚本、製作: ヴェルナー・ヘルツォーク

そそるタイトルだが、それっぽいところはあまりなく
全編野外のけだるいアマゾン・ジャングル・クルーズ

セリフはアフレコらしく、作りはハリウッドものに比べてチープだが
ナイスな衣装の役者たちは皆濃くてシリアスで、いい顔、いい演技をしている

音楽が、1972年だというのにアンビエント風のシンセで20年先を行っている、と思った

⭐7/10

Our Lady of the Sphere

アート系実験作
さっぱりわからない

⭐4/10

コンピュータアニメーションハンド A Computer Animated Hand

非人間的、無機的なひんやりとした魅力

ゲームのバーチャファイター登場時に耳にした「ポリゴン」という単語がここに
クールな分野にも歴史と伝統があるのだなあと感動

「コンピュータ」という言葉にバラ色の未来が感じられたあの頃

⭐5/10

女囚701号 さそり

出演:梶芽衣子、夏八木勲

黒髪白肌、梶さんの和の魅力炸裂
凛とした表情や眼差しの説得力もすごい

劇画を実写でうまく表現

レズやSMボンデージっぽいところはほぼAV

ダークなムードはいいが、さすがに暗すぎてうんざりしてきたところで、
黒ずくめの素敵なコスチュームできっちり恨みをはらすさそりに惚れた

⭐7/10

音楽

"Papa Was a Rollin' Stone"


この頃からカラオケの部分に凝りだして、それに歌を埋め込むようになってきた、気がする
チヤコワカギターに、トランペットがディレイで煌く

クールなサウンドと日常的な歌詞(父ちゃん一生ブラブラして借金だけ残して死んだ)のギャップが面白い
マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」も似た感じで子供の認知問題を歌っていたし、ソウル系の伝統か

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