1994

パルプ・フィクション Pulp Fiction
シャロウ・グレイブ Shallow Grave

パルプ・フィクション Pulp Fiction

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

この監督で初めて見た作
大ヒットしたし、ある種カリスマ的存在になっていたが、
どうせアメリカものだし、やたらドンパチがあって派手なだけだろう、
あのくすんだ色彩も「形から入る」的なものだろうと食わず嫌いでいたら、
・・こんなにも手堅い作品だったとは

ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンのコンビは日本の「あぶない刑事」
(柴田恭平&舘ひろし)を思い出した

かなり多量のセリフがさりげなく、かつ緻密で、役者達も皆芸達者で素晴らしかった

ハンバーガー🍔、スプライト、ステーキ🥩、シェイク、コーヒーなど飲み食いの場面が
実においしそう

⭐8/10

フォレスト・ガンプ/一期一会 Forrest Gump

「正直者が馬鹿を見る」世の中で、これぞ映画ないい話
「天は自ら助くる者を助く」というか「果報はたわけにつく」というか
いつも明るく前向きだった911以前のアメリカン・スピリットというか・・・

懐古ものはセンチメンタルになりがちだが、これは軽やかで暖かくてよかった
・・・そのための主役のキャラ設定だったのか

⭐7/10

クロウ/飛翔伝説 The Crow

ブルース・リーの息子ブランドン・リー主演

映像センスがかなりいいが、全編ずーっと暗くジメジメしているので閉塞感で多少息苦しい

話は復讐に燃える男でかなりシンプル、ファンタジー寄り コミックが原作らしい

ブランドンさんは本作撮影中の銃の事故で亡くなったそうだが、銃撃シーンのたびに「こ、ここか?」と考えて緊張した

⭐7/10

シャロウ・グレイブ Shallow Grave

監督:ダニー・ボイル

カラフルでイギリスらしい端正さ
完璧にコーディネートされた衣装
サントラも歯切れよく軽快

だが、話はあまり転がらない
意識高い系というか、カットごとに完ぺき主義
過ぎるというか、何となく息苦しい

ユアン・マクレガーが波打つロングヘアの美青年

⭐6/10

この映画のフラットの配色の参考になったエドワード・ホッパーの"Hotel Lobby"

Hotel-lobby-edward-hopper-1943.jpg
By Edward Hopper - <a rel="nofollow" class="external free" href="https://www.edwardhopper.net/">https://www.edwardhopper.net/</a>, Public Domain, Link

ライオン・キング The Lion King

ジャングル大帝

ディズニーらしいベタベタの直球アニメ 擬人化

逆境に陥るが、ほんの少し悩んで、ほんの少し修行するだけで
アッと言う間に完全復活
そんなものなのか・・・そうなんだろうな

⭐1/10

成獣シンバのたてがみはジョン・ボン・ジョビの髪形に影響された、とされる

恋する惑星 重慶森林

なななんだこの邦題は?
日本軍が昔爆撃したところか…

金城君がカッコイイけど真っ黒の髪、髪型、ダボッとしたファッションに時代を感じた
日本語も世慣れした感じでうまい

話の展開が、クールだが着実でいい

しつこく何度もかかる The Mamas & The Papas: California Dreamin'

前半と後半と特に関連はなく、ただ繋がっているだけか

⭐6/10

オリーブの林をぬけて Zire darakhatan zeyton

珍しいイラン映画
字幕なしで見たので、セリフはさっぱり、とりあえず雰囲気だけ

ドキュメンタリー風

緑豊かな乾燥地帯

男性はゆったりしたアースカラー中心の風景に溶け込んだ服装
女性は同じくアンチ・ボディコンですっぴんで頭巾

演技、人情的なものは普通にまったり、ペルシャ語も穏やかな響き
で特にエキゾチックには感じず

確かに「オリーブの林をぬけて」いく時のしっとりとした緑の詩情

エンディングが軽やかなオーボエ協奏曲
「オリーブの首飾り」ではなかったか…

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