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ねじの回転 The Turn of the Screw


こういう文学というジャンルで普通に幽霊が登場することに驚いた

閉ざされた空間、少人数でじっくりと進行していくドラマ
イギリスらしい心地よく乾いた暗さ
子供2人に、凛として健気にがんばる女性ヒロインが主役、という宮崎駿が好みそうな設定

回りくどい言い方の文体や、思いつめるような観念描写、不要に思える本題前の導入部など、
贅肉が多いというか、現代ではあまり歓迎されなさそう

逆に言えば無限の深読み、解釈ができそうで評論家的には使える、という感じか

「ねじの回転」というのは「ドライバーをもうひとねじりして念押し、ダメ押し」ということらしい、と解釈した

⭐7/10

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